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【アメリカ大陸縦断041】国内唯一の森林地帯の大都市(@サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ/ボリビア)

高山から開放されて……

とりあえず、ターミナル内のカフェに入って、朝食にした。
着ていたものを脱ぐ。
標高416m。
一気に気温は上がった。
しかも、雨上がりで蒸し暑い。

ターミナルの近くなはずの宿だけど、
ざっと外を見た限りみつからなかったので、
タクシーに乗ることにした(10ボリ)。
そしたら、ターミナルを出てすぐのところに宿があった。
どう考えても歩いて行ける距離。
まあ、いい。

宿は、日系移民のおばさんが経営する、なんだかエキゾチックな宿。
これまでボリビアに入ってから、
飲み物を買っても冷めたかったためしがないのに、
その部屋には冷蔵庫が付いていたので、感動した。

HOSTAL LA TIA

HOSTAL LA TIAのロビー

チェックインすると、まずは、
びしょ濡れになったバックパックの中のものをすべて出した。
濡れてしまった衣類をまとめる。
そして、宿の近くのクリーニング店にそれらを出した。
2人で4kg、60ボリと少し高い気もしたが、ちゃんと乾燥させて、
今日中に返してくれるというので、それだけでありがたかった。

宿に戻ると、レセプション横の広間で
インターネットに繋げながら、旅の計画を練り直した。
私たちと同じルートをたどってきた日本人のカップルがやって来て、
その悪路っぷりをみんなで笑った。
それから、その後は昨日の悪路の疲れを取るため、昼寝した。

「けんの店」の本店

「けんの店」の本店

夕方には、バスターミナルに行って、
足りなくなったボリビアーノを両替しに行った。
そして、タクシーに乗って、日本食レストランへ。
ラ・パスにもある、「けんの店」の本店。
中には、地元の人やなぜか中国人もいた。
そこで、注文したのはトラチャ(マス)のちらし寿司(63ボリ)。
久しぶりの味噌汁や、酢飯が身にしみて美味しく、疲れも少し癒えた。
同じ宿のカップルもまた、同じ店にやって来て
帰りはタクシーをシェアして帰った。

トラチャのちらし寿司

トラチャのちらし寿司

クリーニングを引き取って、宿に戻り、
出したものが全部揃っているかチェックした。
すると、服のタグに名前が書かれていた。

翌日、レセプションの前の広間でネットを使っていたら、
エクアドルで会ったマキちゃんに再会。
マキちゃんは、リオのカーニバルに行って、北上してきたらしく、
アスンシオンからのバスについて話しを聞いた。

朝食をとって、チェックアウトすると、荷物を預けて出かけた。

まずは、バスターミナルへ。
アスンシオンまでのチケットを取るためだ。
マキちゃん曰くどの会社も同じ価格だったらしく、
確かに最初の値段提示はどの会社も同じだった。
しかし、490ボリから460ボリまで値下げしてきた
熱心な客引きの店があって、そこでチケットを取った。

それから、路線バスに乗って、中心へ向かう。
サンタ・クルスの街は、ボリビアの他のどの街とも違った雰囲気。
高原の多いボリビアにあって、唯一の森林地帯に属する街だ。
ボリビアの商業の中心地でもある。

サンタ・クルスのバス

サンタ・クルスのバス

どこで降りていいかわからず、人が多そうな広場で降りた。
影に入って、GPSを起動させてみると、
まだまだ中心には遠かったらしく、またバスに乗った。

今度はGPSで、中心に行ったのを確認して降りた。
9月24日広場までは、歩いた。

9月24日広場でチェスを楽しむ人々

9月24日広場でチェスを楽しむ人々

9月24日広場は、サンタ・クルスの街の中心。
この広場を中心に4本の環状線が取り巻いている。
広場は観光客も多く、観光客向けの店もたくさんあった。
サンタ・クルスには少ないはずの、インディヘナだけど、
民芸品も扱う店があり、やっぱり他の都市より割高だった。

カテドラル

カテドラル

広場には、ヤシや草花が植られ、中では市民が憩う。
チェスができるテーブルが至るところにあり、
おじさんたちが熱戦を繰り広げている。
レンガ色のカテドラルがあり、市庁舎もある。
その一角にあるショッピングセンターの中に、
雰囲気のいいアイリッシュバーを発見し、入った。
広場が一望できるテラス席で、ビールを飲んだ。

9月24日広場一角のアイリッシュバー

9月24日広場一角のアイリッシュバー

それから、9月24日通りを北に向かって歩いた。
近年、この北側の開発が進んでいるらしく、
オシャレなレストランやカフェが建ち並んでいた。
そんな場所の大通りに、荷車をつけた観光用じゃない馬車が
走っていたりするので、なんだか不思議だ。

キリスト像

キリスト像

キリスト像を東に歩き、日本人会館に行ってみた。
サンタ・クルス近郊には、コロニア・サンファンや
コロニア・おきなわなど、日本人移住区がある。
その歴史を少しでも知ることができればと思い、
資料館か何かあるのかと思って行ったら何もなかった。
仕方ないので、引き返した。

サンタ・クルス中央日本人会館

サンタ・クルス中央日本人会館

宿に戻ることにして、路線バスに乗車。
帰りのバスからもまた、サンタ・クルスの街を見学。
それまでたまたま見ていなかっただけなのかもしれないが、
サンタ・クルスの街は、他の街に比べて
コカの葉を噛んでいる人が多い気がした。

宿に戻って、冷たいコーラを飲み、一休み。
荷物を引き上げて、バスターミナルに行った。

予定時刻を1時間ほど過ぎて、アスンシオン行きのバスに乗車。
隣には私たちのバス会社と一文字違いで、
最高級なバスが停まっていて、ついつい羨望の眼差しで見てしまう。
私たちのバスは想像よりボロかった。
バスは20時に発車。

泊まった宿:HOSTAL LA TIA

【住所】Av. Brasil 25, Santa Cruz
【料金】100ボ(トイレ・シャワー・冷蔵庫付き・ダブル)
【設備】Wi-fi(ロビーのみ)、
【評価】★★★★

移動:ウユニ→サンタ・クルス

【アメリカ大陸縦断040】
アンデスの山々を下りて森林地帯へ(〜ポトシ〜スクレ〜))
を参照

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