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【アメリカ大陸縦断029】インディヘナの姿が生えるコロニアル都市(@クエンカ/エクアドル)

体調悪化で休養した日々

アンデスの山々を眺めながら、ウトウト。
バニョスから2時間で、チンボラソ州の州都、リオバンバに到着する。
市場の裏にあるバス停留所に着いた。
クエンカ行きは、なんと別のターミナルから出るという。
そのターミナルまでは、タクシーで10分、
歩いたら30分らしいので、タクシーに乗って向うことにした(1.5ドル)。

赤と青の建物がバスターミナル。
クエンカ行きのチケットを無事に手に入れた。
出発は1時間半後。
ターミナルの前のレストランで時間を潰した。

リオバンバのバスターミナル

リオバンバのバスターミナル

バスは13時すぎに出発。
問題なしに到着するはずだった。
リオバンバからクエンカまで半分くらい過ぎた頃、体調が急激に悪化した。

18時半頃、クエンカに着くと、バスで移動する余裕もなく、
タクシーでお目当ての宿に向かった。
チェックインすると、薬を飲んでひたすら眠る。

翌日の昼近くまで、ベッドにいた。
何か食べないと、と思って出かけた。
居心地が悪くない宿だが気になる欠点は、
ドアノブがないから外から引くことができず、ドアが閉められないこと。
お腹に優しそうなものを食べて帰った。
天気がいいのが救いだ。
雨が続くと思っていたら、エクアドルは今雨期らしい。

その日はほとんどをベッドで過ごした。

翌日、病み上がりで完全じゃない身体だけど、
シャワーを浴びて、外が快晴だと、少しは元気が出るものだ。
宿の周辺を歩いてみた。

クエンカはアスアイ州の州都で、エクアドル第三の都市だ。
正式名称は、サンタ・アナ・デ・ロス・クアトロ・リオス・デ・クエンカ。
旧市街「サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・デ・クエンカの歴史地区」は、
世界遺産に登録されている。
これまで行った南米のコロニアル都市の中でも、保存状態のよい都市だ。
コロニアル都市を歩くインディヘナの女性は、
なんだかとてもかっこいい。

インディヘナの女性が切り盛りする花市場

インディヘナの女性が切り盛りする花市場

青いドームと大理石の壮大なカテドラルが見えたので、
そこに向かって歩いた。
インディヘナの女性が切り盛りする花市場を横切り、
カテドラルのある広場へ。
露店が出てにぎわっていた。
しばらく歩くと教会、また歩くと教会……、
と街中いたるところに教会がある。
その近くでてきとうにレストランに入って昼食にした。

左はカテドラル前のにぎわい、右は花市場の近くの商店

左はカテドラル前のにぎわい、右は花市場の近くの商店

それから、路線バスに乗って、
バスターミナル「テルミナル・テレストレ」に向かった。
クエンカに到着したときと同じバスターミナル。
次の目的地ペルーのチクラヨまでのバスチケットを買った。

セントロに戻り、路線バスを降りたのが、
サン・フランシスコ教会の市場の近くだったので行ってみることにした。
今朝、靴下を2足もなくしていることに気付き、靴下を購入。
民芸品などのお土産も売っているようだった。

インディヘナの姉妹がいたサン・フランシスコ教会の市場

インディヘナの姉妹がいたサン・フランシスコ教会の市場

病み上がりの体力はすぐに尽きる。
宿に戻ると、ひたすら昼寝した。

夕方、目が覚めたので出かけてみた。
サン・セバスチャン教会の方に行ってみた。
教会の前は広場で、その一角に現代美術館がある。
明日行ってみよう、と思った。

暗くなってくると建物がライトアップされだし、とてもきれい。
そのまま今度は、カテドラルの方も行ってみた。
広場では、ダンスを練習している若者の姿も。
それがなんだか珍しく感じるくらいに、この街はのんびりとしている。

ライトアップされたコロニアルな建物

ライトアップされたコロニアルな建物

翌日は、お昼にチェックアウトすると、街を散歩することにした。
夜行バスまで、ものすごい時間がある。

カテドラルのあるアブドン・カルデロン広場まで出ると、
トメバンバ川方面を目指して歩いた。
碁盤の目のような通りには、街角に通り名も書かれていて、
とてもわかりやすい。
トメバンバ沿いの建物は状態のよいものが多く、
ホテルやオシャレなレストランが多い。
トメバンバ川ではくつろいでいる市民の姿を見かけた。

トメバンバ川

トメバンバ川

トドス・ロス・サントス教会からは、景色がよく見えた。
そこから少し歩くと、マヌエル・アグスティン・ランディバル博物館という
小さな博物館があった。
中に入ってみると女の人に、外にあるインカの遺跡を案内された。
小さな、小さな遺跡で状態もよくないから何を見ていいのかわからないけど、
言われるがままに一周してみた。
建物の跡や水路らしきものが見られた。

マヌエル・アグスティン・ランディバル博物館の遺跡

マヌエル・アグスティン・ランディバル博物館の遺跡

博物館を後にすると、今度は、北にある市場を目指した。
市場は、3階建てになっていて、
1階が肉売り場、2階が野菜売り場、3階が食堂になっている。
そこで、昼食にすることにした。
てきとうに指差し注文。
エジプトのコシャリを思い出すほどの炭水化物丼だった。
ドリンクは、ココナッツミルクでこれは普通に美味しい。
体調が良ければクイ(テンジクネズミ)も挑戦してみたかったけども。

そのまま中心に向かって歩き、
マリア・アウグシドラ教会の前の広場で休憩。
1日は長い。

それから、昨日から行ってみようと思っていた
現代美術館にも行ってみた。
エクアドルの画家、ルイス·クレスポ・オルドネスの絵は、
鮮やかな色をたくさん使ったなかなか興味深い作品だった。
ただ、あまり展示数が多くないので、すぐに見終わってしまう。
現代美術ということで期待して行った分、少し残念な気分。

ルイス·クレスポ・オルドネスの絵

ルイス·クレスポ・オルドネスの絵

現代美術館を後にするとサン・セバスティアン広場で少し休憩して、
また歩き出す。
トメバンバ沿いを行くと、十字架が立っており、
そこからは遠くの山まで見えて景色がよかった。
サン・フランシスコ教会の側の市場で何かいい民芸品はないか探したけど、
好みのものはなかった。

カフェに入って休憩。
日も暮れてきた。
バスの時間には早すぎるが、やることもなくなったので、
ターミナルに向かった。
ペルーを目指す。

泊まった宿:HOTEL PICHINCHA

【住所】Juan Montalvo 8-28, Cuenca, Ecuador
【料金】9ドル
【設備】Wi-fi(ロビーのみ)
【評価】★★★☆☆

移動:バニョス・デ・アグア・サンタ→クエンカ

1. バニョス・デ・アグア・サンタ→リオバンバ。バスで2時間。80km。2ドル。
2. リオバンバ→クエンカ。バス(PATRIA社)で5時間半。250km。6ドル。
バニョス・デ・アグア・サンタ→クエンカ

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