温泉に入った後、少し寝たつもりが、気づいたら2、3時間経っていた
…なんてことがありました。
よく眠れてしまう。
リラックス効果があるからってのもあるけど、
温泉成分の刺激によって、かなりのエネルギーを
消費しているからということもあるようです。
例えば、40度の湯に20分間の入浴すると、
約200キロカロリーを消費します。
だから、お腹がへるのかもしれないですね。
ダイエットにはいいかもしれないです。
でも、、、、
健康なときはいいけど、心身ともに疲弊しきっているときには、
少しきついかもしれないです。
ということで、効果的な入浴法について
書いていきたいと思います。
【入浴時の注意点】
■入浴前には充分な休憩をとる。
■貧血状態を招きやすい空腹時、
消化不良を招きやすい食事直後の入浴を避ける。
■温泉に入る際は、十分にかけ湯、
体をお湯に慣らす。
かけ湯の順番は下から上に。
■入浴後は肌に付いた湯を洗い流さず、
タオルで押さえる程度にする。温泉成分の
肌への浸透を妨げないためである。
ただし過敏肌の場合は、
湯ただれを起こしやすいので
てきとうに洗い流す。
【入浴回数の目安】
■健康な人……1日2回~3回
■高齢者、乳幼児、体の弱い人……1日1回~2回
【時間の目安】
■熱めの湯……10分
■ぬるめの湯……20分~30分
風呂の種類もいろいろあって、
それぞれ効果が違うようです。
風呂の種類と効果 | |
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かけ湯 | 入浴の前に体の心臓に遠い部分から、お湯をかけることで、血管の収縮をやわらげたり、心臓に負担がかからないようにできる。また、温泉の成分の吸収も良くなる。 |
かぶり湯 | かけ湯と同じで入浴前に頭からお湯をかぶることで、脳貧血などの予防となる。 |
打たせ湯 | 湯を滝のように落下させて肩や首すじ、腰などを打せる方法で、温熱と落下するお湯の圧力により筋肉をやわらげる。肩こり、腰痛などに効果がある。 |
腰湯、足浴 | 体の腰から下、または足だけを温泉につかる方法で、血行を促進する。 |
歩行浴 | 膝ぐらいの浅い浴槽でお湯の中を歩く入浴方法。温泉効果と、運動によって効果を促進。 |
寝湯 | 浅い浴槽に横たわり、ややぬるめの温度で20~30分ぐらい入浴する方法。リラックス効果がある。 |
高温浴 | 草津温泉の代表的な入浴方法「時間湯」など。高温の温泉に短時間、繰り返し入浴する方法。 |
微温浴 | 36~38度ぐらいの少し低めの温泉に長時間入浴する方法で「持続浴」とも呼ばれる。高血圧や動脈硬化などに効果がある。 |
低温浴 | 大分県の寒の地獄温泉などの代表的な入浴方法。20度以下の低温の温泉に入浴する方法で、神経症などに効果があるとされている。 |
泥湯 | 温泉に天然の泥を加えたものに入浴する方法。温泉の成分以外に泥に含まれる成分による効果も期待できる。神経痛、リュウマチ、筋肉痛など効果がある。 |
砂湯 | 鹿児島県の指宿温泉の「砂蒸し」が代表的で、砂に体を埋めて温泉に入浴する方法で、新陳代謝が高くなり、発汗が促進され神経痛などに効果がある。 |
蒸し湯 | 天然の温泉蒸気をを利用してサウナのように小さな部屋に満たすものや、「函蒸し」と呼ばれるように、小さな函に蒸気を満たし、首だけを出して入浴する方法。筋肉痛、関節痛や疲労回復、呼吸疾患に効果がある。 |
熱気浴 | 秋田県の玉川温泉が有名。地面が熱くなった場所に横たわる方法で、神経痛や腰痛などに効果がある。 |
飲泉 | 飲泉許可のある温泉地では、飲泉の表示や専用の飲泉所などを用意している。温泉飲むことで、成分を体の中から直接吸収するため、効果が早い。 |
なんとなく温泉に行くようで、
もしかしたら、実は体が温泉を求めているのかもしれない。
そのとき、そのときに、自分に合う入浴法がみつれば、
もっと効果的に温泉パワーを吸収できるのかな。
次に温泉に行くのが楽しみになってくる。