リマを13時すぎに出発し、5時間後にはイカの街に到着した。
ものすごい暑い。エアコンは効いていない。
リマからイカまでの海沿いは、平野になっている。
イカを出て少し走ると、一度目の事故に巻き込まれた。
事故現場には、トゥクトゥクが横転していた。
21時頃、休憩に入った。
食堂で食べたスープ麺には、卵が殻ごと丸一個入っていて、
誰かがサルモネラ菌は殻に付いていると言っていたのを思い出し、
少し不安になった。
バスが、アンデスの山々に入ると、思った以上に寒くて、
持ち込んだ上着では不十分だったらしく、眠れなかった。
空調のない安いバスで一晩越すのは、これからはもうよそうと思った。
南米に入って、アンデスの山々の標高差があるので、
気温を予想するのが難しいから。
明け方に、二度目の事故に巻き込まれる。
観光バスとトラックの衝突事故。
ペルー人の運転は荒い。
三度目の事故は日が昇りきった頃。
バスを降りて、何が起きたか見に行くと、
曲がりくねった道の先まで、車の列が見えた。
1時間以上待たされ、土砂崩れのある場所を越えて、渋滞は解消された。
朝の休憩は、瓦屋根の小さい小屋。
小屋の前には背の高いサボテンが1本生えていた。
何か食べたかったけど、苦手な油たっぷりの角煮が入った南米料理しか
なかったので、何も食べられず。
いろいろと問題はある移動だけど、景色は最高にいい。
いろんな形の山々や、南米らしい植物、農作物の畑に、瓦屋根の民家。
山で暮らすインディヘナの姿は、コロニアルの都市と同じく絵になる。
後で写真を見返すと、本当にその土地にいたんだということが
信じられなくなるくらい、よく撮れた風景写真に身を置いているかのよう。
本当にこんなところに街はあるのかとすら疑いかけていた頃、
谷いっぱいに広がるすり鉢状の赤いレンガの街が見えて来た。
クスコに到着したのは、予定時刻を4時間半も越えた翌15時半頃。
26時間半のバス旅にすっかり疲れ果てていた。
タクシーを拾うと、
アルマス広場の近くのお目当ての宿に向かった(6ソル)。
宿を確保すると、さっそく出かける。
すぐ近くの旅行会社で、
マチュピチュ村との間にある水力発電所(イドロ・エレクトリカ)までの
往復コレクティーボのチケットを買った(75ソル)。
マチュピチュ村までは、列車も走っているが、
1番安い席で片道だけでもコレクティーボの3倍ほどする。
(ペルーレイルHP→https://www.perurail.com/index.php)
コレクティーボの道のりは、ひどい悪路との噂も聞いていたけど、
安いし自然も堪能したいしということで、コレクティーボで行くことにした。
入場制限があるので万が一入れなかったら嫌だなと思い、
マチュピチュの入場券も買った(手数料込み150ソル)。
アルマス広場の近くの旅行会社で、次の街のバスのチケットを買って、
晩ごはんも食べた。
サングリアを飲んだらめちゃくちゃ美味しかった。
宿は少し高台にあって、標高3,400mのクスコの街で階段を上ると
息が上がった。
宿の屋上からは、クスコを見渡せる。
マチュピチュまで後少しだ。
【住所】Calle Resbalosa 404 San Cristobal, Cusco
【料金】50ソル(トイレ・シャワー共同・ツイン)
【設備】Wi-fi、キッチン
【評価】★★★☆☆
バス(CIVA社)で26時間半。1,100km。90ソル。