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【アメリカ大陸縦断032】3度の事故に巻き込まれた26時間半の大移動(リマ〜クスコ/ペルー)

この旅2番目の長いバス移動

リマを13時すぎに出発し、5時間後にはイカの街に到着した。
ものすごい暑い。エアコンは効いていない。
リマからイカまでの海沿いは、平野になっている。

イカを出て少し走ると、一度目の事故に巻き込まれた。
事故現場には、トゥクトゥクが横転していた。

21時頃、休憩に入った。
食堂で食べたスープ麺には、卵が殻ごと丸一個入っていて、
誰かがサルモネラ菌は殻に付いていると言っていたのを思い出し、
少し不安になった。

カルド・デ・ポヨ・コン・フエボ

卵が殻ごと丸一個入っていたスープ麺。カルド・デ・ポヨ・コン・フエボ

バスが、アンデスの山々に入ると、思った以上に寒くて、
持ち込んだ上着では不十分だったらしく、眠れなかった。
空調のない安いバスで一晩越すのは、これからはもうよそうと思った。
南米に入って、アンデスの山々の標高差があるので、
気温を予想するのが難しいから。

明け方に、二度目の事故に巻き込まれる。
観光バスとトラックの衝突事故。
ペルー人の運転は荒い。

三度目の事故は日が昇りきった頃。
バスを降りて、何が起きたか見に行くと、
曲がりくねった道の先まで、車の列が見えた。
1時間以上待たされ、土砂崩れのある場所を越えて、渋滞は解消された。

サボテンのある小屋の中で店番をしていた子ども

サボテンのある小屋の中で店番をしていた子ども

朝の休憩は、瓦屋根の小さい小屋。
小屋の前には背の高いサボテンが1本生えていた。
何か食べたかったけど、苦手な油たっぷりの角煮が入った南米料理しか
なかったので、何も食べられず。

いろいろと問題はある移動だけど、景色は最高にいい。
いろんな形の山々や、南米らしい植物、農作物の畑に、瓦屋根の民家。
山で暮らすインディヘナの姿は、コロニアルの都市と同じく絵になる。
後で写真を見返すと、本当にその土地にいたんだということが
信じられなくなるくらい、よく撮れた風景写真に身を置いているかのよう。

本当にこんなところに街はあるのかとすら疑いかけていた頃、
谷いっぱいに広がるすり鉢状の赤いレンガの街が見えて来た。
クスコに到着したのは、予定時刻を4時間半も越えた翌15時半頃。
26時間半のバス旅にすっかり疲れ果てていた。
タクシーを拾うと、
アルマス広場の近くのお目当ての宿に向かった(6ソル)。

クスコの街が見えた瞬間

クスコの街が見えた瞬間

宿を確保すると、さっそく出かける。
すぐ近くの旅行会社で、
マチュピチュ村との間にある水力発電所(イドロ・エレクトリカ)までの
往復コレクティーボのチケットを買った(75ソル)。
マチュピチュ村までは、列車も走っているが、
1番安い席で片道だけでもコレクティーボの3倍ほどする。
(ペルーレイルHP→https://www.perurail.com/index.php
コレクティーボの道のりは、ひどい悪路との噂も聞いていたけど、
安いし自然も堪能したいしということで、コレクティーボで行くことにした。
入場制限があるので万が一入れなかったら嫌だなと思い、
マチュピチュの入場券も買った(手数料込み150ソル)。

アルマス広場の近くの旅行会社で、次の街のバスのチケットを買って、
晩ごはんも食べた。
サングリアを飲んだらめちゃくちゃ美味しかった。

宿は少し高台にあって、標高3,400mのクスコの街で階段を上ると
息が上がった。
宿の屋上からは、クスコを見渡せる。
マチュピチュまで後少しだ。

アルマス広場

ペルーの街の中心地はだいたい「アルマス広場」だ

泊まった宿:Hostel Resbalosa

【住所】Calle Resbalosa 404 San Cristobal, Cusco
【料金】50ソル(トイレ・シャワー共同・ツイン)
【設備】Wi-fi、キッチン
【評価】★★★☆☆

移動:リマ→クスコ

バス(CIVA社)で26時間半。1,100km。90ソル。
リマ→クスコ

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