中米一治安の悪い街の1つコロンより出航

パナマ国営バスターミナルと、
アルブルック・モールを行ったり来たり。
コロン行きのバスチケットを手に入れていたものの、
その乗り場がどこにあるのかわからなかった。
アルブルック・モールのディノサウルス出入口に
バスが迎えに来るのだとわかったのは、出発の30分前。
早めに着いておいてよかった。

バスは少し遅れて出発。
1時間半ほどで、コロンに到着した。
コロンは、中米一危険な都市ともいわれているパナマ第二の都市だ。
どんなところなのか、窓から眺めた。
ニカラグアのマナグアに似た殺伐とした雰囲気を感じる。

バスは、港の中まで行ってくれるので、余計な心配をしなくて済む。
バスを降りると、まずは荷物を預ける。
それから、別の場所でチェックインをする。
そのまま、同じ場所で出国手続きも済ませた。

荷物チェックの場所では持ち込もうとしていたワインがみつかり、
没収されかけのところで、ここで飲むからと取り戻した。
そして、ベンチに座って、乾杯。

ワインはボトル半分くらいは開けて後は諦めた。
それから、乗船の手続きをして、いざフェリーに乗りこむ。

私たちは1番下級クラスのチケットなので、シート席だけど、
その上には何段階もクラスがあり、リッチな船旅もできるようだ。
さっそく船の中を探検する。
レストランやカフェテリア、免税店、カジノにディスコ……。
なんと10階まである。
1番上のデッキには、BARも併設されており、
さっそくビールで出航を祝う人の姿が。

船はほぼ定刻通りに出航した。
出航の様子を甲板でずっと眺めていた。

船内は何をするにもお高めの値段設定。
長旅をするバックパッカーには、船での買い物は痛い出費になりそうだ。
（例えば、水のペットボトルは2ドル。コーラの缶は3ドル）。
晩ごはんは念のためにと用意しておいたカップヌードルを食べた。
部屋に入ると、かなり早いうちに眠りについた。

翌朝、目が覚めると、真横にある窓の外の真っ青な海が目に入った。
海の色は、水深が深いので深いブルーだが、その透明度はやはりカリブ海。
水面に近い場所を泳ぐ魚の姿が見える。

「ぼく、イルカ見ちゃいましたよ」。
コウくんがそう言うので、私も見えないかと海をながめた。

レストランでお高い朝食をとった後、甲板でしばらく海を眺めた。
ダンス教室も開催され、レストランには姿を現さなかった
バックパッカーたちも無料レッスンには参加。皆で踊った。
その後はカラオケ大会。
子どもたちが、南米の歌を歌った。

そろそろコロンビア上陸というアナウンスが流れると、
入国カードを書いて準備した。
それから、1番上のデッキに行くとバーでビールを買って、
上陸を待ち望んだ。

見えて来たカルタヘナがあまりに都会で驚いた。
カルタヘナは、国内一の観光都市だ。
船が上陸する瞬間というのはワクワクするものである。
ついに南米上陸だ。

予定より1時間ほど遅れて、カルタヘナに到着した。
入国は、イミグレーションにてすぐにスタンプをもらえた。
旧市街までは、タクシーで行くしかないようだったので、
近くにいたバックパッカーとシェアして、旧市街へと向かった。

移動：パナマシティ→コロン

バス（Aventuras 2000）で1時間半。75km。15ドル。

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