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【アフリカ大陸縦断010】ダナキル砂漠ツアーに向けて、エチオピア第二の都市へ(@メケレ/エチオピア)

ダナキル・ツアーのブッキングと準備

生きていくのさえ困難そうな身体障害者の物乞いに、
財布の中のコインを渡した。
そしたら、次から次へと物乞いがやって来た。
バスターミナルの横のシャイ屋で、開門を待つ。

シュレイのバスターミナル

シュレイのバスターミナル

朝日が昇り、6時になると門が開き、一斉に人が入って行く。
チケットを見せると、メケレ行きのバスに案内された。
今回のバスは1等なので、昨日に比べてだいぶ乗り心地がいい。
しかも満員にならなくても、すぐに発車した。

シュレイ~メケレ間の町

シュレイ~メケレ間の町

シュレイ~メケレ間の町

シュレイ~メケレ間の町

ゴンダールからの道と同じく、景色はよかった。
ミルフィーユのような層を成す岩山の連峰は広大な景色で、
しばらくすると道の脇にいろんな種類のサボテンが見えた。
11時には休憩を挟んだ。
バスに併設された食堂に入ると、
日本人とのハーフだという女の子が働いていた。
再びバスは出発。

サボテン

群生していた赤い実をつけたサボテン

途中、アクスムを経由する。
アクスムは、古代エチオピア・アクスム王国の首都だった場所で、
町中にあるオベリスクは世界遺産に登録されている。
エチオピア人にアクスムには行かないと言うと、
なんで行かないんだと驚かれる。
外国人が日本に旅行に来て京都には行かないと言うのと同じことで、
アクスムはとてもヒストリカルな場所らしい。
先は長いので欲張らず、ここはスルー。
メケレには、14時前に到着した。

どうやってホテルに行けばいいか考えていなかったので、
ひとまずターミナルの外に並ぶシャイ屋の一軒に入った。
よくよく周りを見渡してみると、ミニバスっぽい車をみつけた。
どうやら中心地に行くようだったので、乗り込んだ。
後ろの席の鶏を持ったおじさんが、鶏の足を放してしまうもんだから、
シートの下から鶏がひょっこり出てきた。
隣にいた若い男の子は、シャイな感じで私に話しかけてきた。
この町にブルドーザーに乗る仕事をしに来たそう。
運転手に、目的のホテルの前で降ろすように言ってくれて、
ミニバス代を出してくれた。
本当にありがたい。

併設のレストランで使えるはずのWi-Fiの調子が悪いと聞いたのは、
チェックインしてから。
それでも、部屋はくつろげるレベルなので満足。
メケレに来たのは、ダナキルへのツアーに行くためだ。
さっそく、ホテルの階下にある
「ETHIO TRAVEL AND TOURS」(通称エチオトラベル)に行ってみた。
しかし、あいにくクローズド。
昼食がてら、近くのSETI HOTELのレストランに入った。
Wi-Fiのパスワードを聞いて、試してみたけど、
コネクトしているサインは出ているものの、なぜか繋がらない。
たまにこういうことはある。
利用者が多くて回線がいっぱいなのかもしれない。

ヨハネス・ホテル

ヨハネス・ホテル。下がETHIO TRAVEL AND TOURS。

昼食の後、エチオトラベル行ってみた。
今度は開いていたので、
ダナキルへのツアーについて、その内容を聞いた。
2日間のツアーと4日間のツアーがあるそうで、
値段は400$と600$だそうだ。
人が集まればツアーを開催するのかと思いきや、
1日おきに開催されているようだった。
いろんな旅行代理店と繋がっているツアー自体を取り仕切る
別の会社があるのかもしれない。
つい最近、ダナキルへのツアーに行ったという日本人旅行者の情報によると、
今はシーズンオフで他の旅行会社はやっていないとのこと。
彼らは4日間のツアーを、この会社で400$まで値切ったそうな。
ゴンダールで声を掛けてきた旅行会社の男も、400$まで下げてくれていた。
思えば、その男もここの名前を出していたっけ
(略してETTがこの会社とは思っていなかったけど)。
これは400$まで値切りたいところ。交渉開始。
「うちの会社は学生か、イスラエル人にはディスカウントしている。
君は学生かい?」
学生じゃないけど400$にしてほしい、と長い交渉の末、成立。
お金を払うのに、ATMへ行き現地通貨でツアー代を支払った(8,260ETB)。
私の前に、日本人女性1人が申し込んでいたみたいで、ちょうど出くわした。

無事にツアーを申し込むと、町を歩いてみた。
バスの中から見ていてずっと気になっていた
サボテンの実を食べてみることにした。
山積みの実の中から赤く熟れたものを選び、
皮を剥いてくれて、中身を差し出してくれる。
ビワみたいな食感で柿みたいに甘く、
なかなか美味しかったけど、種が多くて食べにくかった。

サボテンの実

サボテンの実。1つ1ETB

それから、薬局がいくつもあったので、
ついでにマラリヤ予防薬のメフロキンはないか聞いてみた。
メフロキンをベースに作った薬はみつかったけど、メフロキンはなかった。
何軒か聞いたけどどこにもなかった。
この町で手に入れることはできなさそう。
Wi-Fiの使えそうなレストランも探したが、それもまたみつからず。
近くをぐるっと1時間ほど歩いてからホテルに戻った。
Wi-Fiは使えないけど、ホテルのレストランでビールを飲んだ。

メケレの町並み

メケレは、第二の都市にしては大きな建物が少なく、のんびりしていてよい

翌朝、身体中にダニに刺された跡があった。
ダニは、広範囲にたくさん刺し、
小さいけど強く赤みを帯びて腫れ、めちゃくちゃ痒い。
部屋を変えてもらった。

それから、アジスアベバに向かうバスのチケットを買いに出かけた。
宿からすぐ近く。
SETI HOTELの並びにSELAM社のオフィスがあり、無事に購入。
それからSETI HOTELに朝ごはんを食べに行った。
今日もネットが繋がらず。
もしかしてMacだったら……と思い持ってきてみるが、やはり繋がらず。

SETI HOTEL

SETI HOTEL。ホテルの1階にSELAM TOURもある

それから、町に出た。
サングラスと日焼け止めクリームが買えたらいいなと思って出かけたけど、
知らない町で買い物をすることほど難しいことはない。
大きなショッピングモールのようなところに入ったら、
昨日バス代を出してくれた男の子に会った。
サングラスはここには売っていないとのこと。
仕方なく町を彷徨い歩く。
マップを読み込んでいないので、どこにいるかもわからず。

オレンジ色の花が咲いていた木

オレンジ色の花が咲いていた木。メケレの町ではたくさん見かける

休憩がてらフレッシュジュースの店に入った。
そして、これまたずっと気になっていたアボカド・ジュースを注文。
アボカドがジュースなんて……と思っていたけど、これが意外にイケる。
ジュースというよりクリームって感じで甘く、
レモンを絞って、スプーンですくって食べる。
アボカドは甘くして食べるのが正解なのかも
と思えるくらい、美味しかった。

アボカドジュース

アボカドジュース。1杯でかなり満腹になる

それから少し歩くと、サングラスを発見して購入(80ETB)。
世界中どこでも売っている偽物レイバン。
薬局で日焼け止めクリームもみつけたけど、
なんと250ETB(約1,500円)もすると言うので、
とりあえず見送ることにした。
サラサラで肌に心地いいお気に入りの日焼け止めクリームを、
ワジ・ハルファの宿に置いてきてしまったのが痛い。
とりあえず、予備の日焼け止めクリームで凌ぐことにした。

街角の本屋

街角の本屋。本屋は本屋の通り、靴屋は靴屋の通り……と別れている

昼寝した後、晩ごはんに出かけた。
結局、ネットが使えないままだ。
ツアー終わりには修理できているという
ヨハネス・ホテルのレストランのWi-Fiを期待することにしよう。
宿に戻ると、明日の準備。
明日は、世界一過酷なツアーとも言われているダナキルのツアーだ。
ゆっくり休もう。

(ダナキルツアーの持ち物)
・歯ブラシ
・シャンプー、リンス、洗顔フォーム、石鹸
・トイレットペーパー
・着替え
・日焼け止めクリーム
・サングラス
・帽子
・薬関係
・ライト
・ジャケット
・それらを入れる小さなバックパック
・水以外の飲み物やチップなどのお金

(注意)真夏にトレッキングへ行く格好で行くこと。トレッキングシューズは必須。

メケレの宿:Hatsey Yohannes Hotel

【住所】Mek’ele Main Road, Mek’ele, Ethiopia
【料金】230ETB
【設備】なし
【評価】★★★★

移動:シュレイ→メケレ

バス(1等)で8時間。310km。100ETB。
シュレイ→メケレ

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