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【アメリカ大陸縦断018】美しいコロニアルの街並みとニカラグア湖(@グラナダ/ニカラグア)

ニカラグア4番目に大きい都市

目が覚めると、街に入ったようだった。
大きなビルこそないけど、整備された大きな道路が続く、
この辺りではそこそこの大きさの都市だ。
首都マナグアに入ったようだ。
しばらく走ると、バスターミナルに到着した。

マナグアといえば、中米で最も治安の悪い街の1つ。
白昼堂々と強盗が行われる地域もある。
バスターミナルにいる人々に穏やかさを感じないのはそんな環境のせいなのか。

ちょうどお昼時だったので、
何か食べようと屋台を探したけど、見当たらなかった。
フライドチキンのお店をみつけると、
チキンとポテトとサラダのセットを買って、
売店の前のイスに座って食べた。
食べ終わって、グラナダ行きのバスを探すとすぐにみつかった。
バスターミナルはそれほど広くはない上に、バスが頻発している。

バスの中から見たマナグアの街

バスの中から見たマナグアの街

バスが出発すると、少し大きなビルも見えた。
しばらく走ると田舎道になり涼しい風に吹かれ、眠気に襲われた。
1時間半くらい経った頃、グラナダに到着。
街の中心にあるカテドラルの前で降ろされた。

驚いたのは、街がきれいなこと。
レオンとは違って、よく整備されている印象だ。
グラナダは、1534年にスペイン人がニカラグアで
最初に創設した街で、コロニアル様式の建物や教会が建ち並ぶ。
それらの建物は保存状態がよく、
カテドラルに隣接するコロン公園の周りには、
観光用のきれいな馬車が客を待ち並んでいる。
街の様子を見たら逆のようにも思えるが、
一般に保守的なグラナダに対して、
革新的なレオンと、対立した歴史を持っている。
国内最大の観光地なので、欧米の旅行者が多い。

街の中心にあるカテドラル

街の中心にあるカテドラル

地図で自分たちがいる場所を確認すると、お目当ての宿に向かった。
カラフルな建物が並ぶ中に「OASIS」と
柱に手書きでかかれた建物をみつけた。
それが私たちのお目当ての宿。

チェックインを済ませると、さっそく部屋に入った。
古い建物の中は、ハンモックが吊るされていたり、
中庭には、大きなソファブランコがあったり、
奥にはプールもある。とてもいい雰囲気。
泥臭い旅の合間で楽しむ、まさにオアシスだ。

テーブルでコーヒーを飲みながら、ふと思った。
ニカラグアはおもしろいところかもしれない。
レオンの近くにあるサーフィンのできるビーチや、
ダイビングができるカリブ海沿いの村、ニカラグア湖のオメテペ島も、
気になる場所はたくさんある。
「Take some!」
持っているビスケットを勧めてくれたオランダ人は、
ニカラグアに2ヶ月旅行するつもりらしい。
魅力のある国だというのは納得だ。

少し休むと街に出た。
どういうわけか、スロットのできる店を街中いたるところで見かけた。
カテドラルの中心は、観光地らしくきれいだけど、
少し離れると、おんぼろの建物があったり、
路上で寝転がっている人がいたり、グラナダに住む人々の格差を感じる。
スーパーマーケットでビールを買うと、宿に戻った。

スロットをする地元のおばさん

スロットをする地元のおばさん

グラナダに住む人々の格差を感じる

グラナダに住む人々の格差を感じる

グラナダもレオンと同じく、ものすごく暑い。
冷たいビールを飲んだ後、水着に着替えてさっそくプールで泳いだ。
ほかの旅行者ものんびり楽しんでいる。
色が薄くなったTATOOといい、顔のしわといい、
中米を旅する旅行者はみんないい大人だ。
礼儀正しく、平和で、居心地がいい。

しばらく泳ぐと、シャワーを浴びて屋上で洗濯をした。
宿の屋上の瓦屋根と、ピンク色の夕日の相性はぴったりで、
素晴らしい景色だった。
うっとりみとれていると、教会の奥から花火が上がった。

ホテルのプールにて

ホテルのプールにて

少し休んだ後、晩ごはんを食べに出かけた。
グラナダの街は、夜も人が多く、出歩くのも怖くない。
どこかいいお店はないか探し、コロン公園の露店で晩ごはんを食べた。
「ナカタマル」という漢字にしたくなるような名前の食べ物(80C$)。
ハーブが効いたトウモロコシを練ったものに、
肉と米が入っていた。とても変わった味だった。

夜は、宿でゆっくりと過ごした。

宿の屋上から見るグラナダ

宿の屋上から見るグラナダ

ナカタマル

ナカタマル

ものすごく暑い夜だったので、天井についたファンを消さずに寝たら、
少し風邪気味になってしまった。
天井についたファンは、日中なら弱い気がするくらいだけど、
夜になるとその威力はなかなかあなどれない。
朝食の時間になると、宿泊客のにぎわう声が聞こえ、起きた。
朝食はホットケーキとバナナ。
こういう朝食は久しぶりなのでお腹いっぱい食べてしまった。

朝食を済ませると、グラナダの街に出かけた。
コロン公園を通って、カテドラルの北側の道を歩く。
そこには、よく手入れされたカラフルな建物が並んでいて、
それらは、観光客向けのレストランや旅行会社だ。

歩いて、20分ほどで、ニカラグア湖に到着。
ニカラグア湖は中米最大の湖で、世界で10番目に大きい淡水湖だ。
西にある太平洋からの東風によって海のように波が立っていて、
岸では馬が草を食べている。
泳いでもいいかなと思っていたけど、
水があまりきれいではなかったのでやめることにした。
右手には、オメテペ島に行くフェリーが見える。
オメテペ島は、ニカラグア湖の島々の中でも最大で、
そこに向かう旅行者も多い。

ニカラグア湖

ニカラグア湖

そのまま、湖畔をしばらく散歩して、また街に戻った。
中心地のレストランは、観光地価格でどこも高く、
コロン公園で昼食にした。

壁の色がとてもきれい。ジュースはビニル袋に入れてもらえる

壁の色がとてもきれい。ジュースはビニル袋に入れてもらえる

バス停の場所をチェックしに行った。
マナグア行きのバス停は、コロン公園の南に発見した。
そのまま市場の方に向かって歩いた。
市場付近はとても活気だっていた。
その奥にあるガソリンスタンドの左に曲がったところに、
もうひとつバス停があって、そこからリバス行きのバスが出ているようだった。
それがわかると、スーパーマーケットでビールを買って、宿に戻った。

グラナダのカラフルな街並み

グラナダのカラフルな街並み

ビールを飲んで気づく。
体調が悪い。
昼寝をすると、身体の節々が痛くなっていくのがわかった。
夕方起きて、コウくんにアメリカで買ったという風邪薬をもらって飲み、
また軽く寝た。
そしたら、思いのほか体調が良くなった。
日本向けに輸出するための薬の治験をやった人の話を思い出した。
身体の大きなアメリカ人向けの薬は、よく効く。

食欲も出てきたので、コロン公園に晩ごはんを食べに行くことにした。
ニカラグアらしいものをと思い、
チャンチョ・コン・ジュカというものを注文。
じゃがいもの上に、すっぱいサラダとカチカチに揚げた豚肉がのっている。
正直、美味しくなくてほとんど残してしまった。
ニカラグア最後の夜は、ちょっと不味い思い出で終わってしまった。

泊まった宿:Hostel Oasis

【住所】C. Estrada 109, Granada, Nicaragua
【料金】9ドル(10人ドミトリー)
【設備】Wi-fi、キッチン、プール、国際電話無料、朝食付き
【評価】★★★★★

移動:レオン→グラナダ

1. レオン→マナグア。バスで1時間半。90km。51C$。
2. マナグア→グラナダ。バスで1時間。45km。24C$
レオン→グラナダ

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