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【アメリカ大陸縦断042】バスが何度も故障で27時間遅れ(サンタ・クルス〜アスンシオン)

これほどオンボロなバスは初めて

満月に近い月はとても明るく、ボリビアの森林地帯を照らした。
木々の影と、電信柱の影。
バス会社では、エアコンが付いていると
仕切りにアピールしていたバスなのに、
エアコンが効く気配は全くなく、それでも窓からの風は心地よかった。

深夜、バスが停まった。
0時半くらいか。
そのまま眠りに就いた。

早朝、空が白んできた頃、目が覚めた。
バスが動いていた気配は、なかった。
眠っている他の乗客を起こさないように、外に出てみた。

右側のタイヤを修理しようとした跡がある。
そして、ドライバーはバスの荷台を開けて、
他人のバックパックの上で、ぐーすかと眠っていた。
ものすごく嫌な予感。

昨日の夜からこの状態

昨日の夜からこの状態

リクライニングがあまりできないシートとは違ってこっちの方が気持ち良く眠れそう

リクライニングがあまりできないシートとは違ってこっちの方が気持ち良く眠れそう

森林地帯の一本道、政府の検問所の前。
検問所の横に、4軒商店がある。
しばらくすると、商店の1軒が開き、そこで冷たいコーラを買って、飲んだ。

検問所の横の4軒商店

検問所の横の4軒商店

またしばらくすると、乗客が起き出し、ドライバーも修理を再開させた。
朝食が配られた。

しばらくすると、壊れたタイヤが外れた。
明らかにメンテナンスされていないバス。
外れたタイヤの軸は黒い油にまみれていて、
部品を外そうにもなかなか取れない様子。

作業が中断されたのでどうなることかと思えば、
今度はドライバーがパラグアイ側に向かうタクシーに乗って、
どこかに行ってしまった。

作業に当たっていた人は、みんな一休み。
いびきをかいて、昼寝している。

気持ち良さそうな昼寝

気持ち良さそうな昼寝

かなりの長丁場を覚悟して、ビールを買いに行くことにした。

2本目のビールを開けた頃、昼食が配られた。

午後を過ぎると、ビールを飲む人が増えた。

パラグアイ側で何か買ってきたのか、ドライバーが戻ってきて、作業再開。
また、しばらくすると、作業は中断されて、ドライバーたちは昼寝に入る。
どう考えても、サンタ・クルスから代替車をよこした方が早いのだけど、
直るかわからないバスの修理を続けるようだった。

日本ならもうとっくに廃車されているはず

日本ならもうとっくに廃車されているはず

14時半頃、サンタ・クルス側から来たタクシーが
タイヤの部品らしきものを届けてくれた。
そして、また作業が再開される。
いつになることやら。
また、ビールを開ける人が増えた。

ドライバーは、更にもう一度部品を買いに出かける。
残った者で、作業は続けられた。

サンタ・クルス側からやって来た車から、1人のバックパッカーが合流した。
部品調達代金の回収だろうか。

しばらくして、作業を覗き込むと、
添乗員が汗まみれ、油まみれで作業をしていた。
文句は言えない。

バスの中で昼寝することにした。
目が覚めると、アイスを買いに行って食べて、また寝た。

17時半頃、作業を覗きに行くと、タイヤがハマっていた。
その後、仕上げの作業に入って、ついに完了かと思われたが、
ジャッキを降ろすだけの状態からが長かった。

どうやら直ったらしいのだが……

どうやら直ったらしいのだが……

暗くなってきたので、バスに入ると、
涼しくて虫もいなくなっていたので、心地よく眠れた。
これからどうなるのか。
バスは直っているのか、明日の朝まで動かなければ、
そのときに考えようと決めて寝ることにした。

深い眠りについていた深夜。
ちょうど日付が変わった頃、
いきなりバスのエンジンがかかり、車内が明るくなった。
そして、晩ごはんが配られる。
まだ暖かいフライドチキンと炒飯。
この時間にと思ったが、全部たいらげた。

しばらくすると、ジャッキが下げられる音が聞こえてきた。
ドライバーはエンジンをふかす。
そして、バスは無事に発車した。
車内は拍手喝采。
故障から丸1日後のことだ。

バスが出発すると、また寝た。
途中、道路が未舗装路になったようだった。

早朝、6時頃、ボリビア側のイミグレーションに到着。
簡素な建物の中に入ると、無事、出国手続きを終えた。
建物の前には、両替所があったので余ったボリビアーノをグアラニーに替えた。
レートは悪かったが仕方ない。

ボリビア側のイミグレーション

ボリビア側のイミグレーション

それから、またバスに乗ると、申請書が配られた。
てっきりパラグアイの入国カードかと思ったら、
ボリビアの税関申告書だった。
イミグレーションから1時間半走って、パラグアイ側の税関の建物に着いた。

パラグアイ側の税関

パラグアイ側の税関

乗客全員、荷物を持ってバスから降りる。
そして、一人ひとり荷物の検査を受けた。
コカの葉が合法な国とそうでない国との国境だからか。
無事、それが終わるとまたバスに乗りこんだ。

朝目が覚めてから、ずっと同じ景色が続いた。
昼を過ぎた辺りから、バスの底から変な音が聞こえてきた。
嫌な予感。
商店などは何も無い。
同じ道を走る車には一度も出くわしていない。
対向車もほとんど通らない。
そんな場所で再び、トラブル。

ボリビアとパラグアイのちょうど真ん中で再故障

ボリビアとパラグアイのちょうど真ん中で再故障

運転手たちが作業するところを見に行くと、どうやらバッテリーが上がったようだった。
ちょうどそのとき、対向車が通る。
労働者を荷台に乗せたトラックだ。
そのトラックに助けを求めることになった。
バッテリーを借りてエンジンをかける作戦に出たようだ。
エンジンはかかり、めでたく出発するはずが、残念ながら止まってしまう。
しかし、乗客と力を合わせて押しがけすると、無事にエンジンはかかった。
結局、30分ほどで再出発。

それから、しばらく走ると、また嫌な音が聞こえてきた。
再び、エンジンは止まってしまう。
ちょうどパラグアイ側のイミグレーションの近くだった。
税関を出てから4時間ほどで到着。
それぞれの国のイミグレーションが離れている国境は初めてだ。

パラグアイ側のイミグレーション

パラグアイ側のイミグレーション

そのまま、イミグレーションにて入国手続きを済ませる。
イミグレーションの敷地内に出された露店で、冷たいコーラを買って、一気飲み。
どうやら、まだアスンシオンまでの半分しか来ていないようだった。
バスの運転手は、バスの整備を始めた。
エンジンの押しがけにて、また再出発。

そこからは、舗装路が続いた。
珍しくも順調に進んで行く。

パラグアイに入ってからは順調な走りに

パラグアイに入ってからは順調な走りに

パラグアイの人口の大半は、首都アスンシオンより南に住んでいる。
そのため、ほとんど街のようなものを見かけなかった。

本当に街はあるのかな、なんて思いながらウトウトし、
深夜に目が覚めると、街の中に入っていた。
ようやくアスンシオンの街に到着。

移動:サンタ・クルス→アスンシオン

バス(Trans Bolipal社)で52時間。460ボリ。
※どうやらTrans Bolipal社、評判悪いようです。要注意!
サンタ・クルス→アスンシオン

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