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【アフリカ大陸縦断034】真っ青な海でシュノーケリング(@ザンジバル島・ヌングイ/タンザニア)

ザンジバル島のリゾート地・ヌングイへ

3時半頃、ザンジバル島のストーンタウンに到着。
船を降りると、イミグレーションがあり、
そこで入国カードを書いてパスポートにスタンプをもらった。
ここザンジバルは、タンザニアである。
ザンジバルは、1964年にタンガニーカと統合し、タンザニアになった。
それまでザンジバルは、タンガニーカと全く異なる歴史を歩んでいて、
今でもザンジバルの人々は、ザンジバルを独立した国だと考えている。
首都ダル・エス・サラームからザンジバル島に移動するのに、
まるで国境を越えたような対応だった。

ザンジバル島のフェリーポートに到着

ザンジバル島のフェリーポートに到着

フェリーポートを出ると、帰りのチケットを買うため、
ちょっと離れたチケット・オフィスに行った。
帰りは高速船。
金曜日の朝のチケットを購入した。
それから、ザンジバル島の最北部・ヌングイに向うため、
ダラダラ乗り場を探し歩いた。
ザンジバルは、オマーンのスルタンが統治していた歴史が長かったため、
今もムスリムが多い。

マーケットの辺りに、ヌングイ行きの116番のダラダラ乗り場をみつけた。
軽トラックの後ろにベンチのあるダラダラ。
西陽を背に浴び、北へ進む。
道の脇には、ヤシの木が生い茂っていた。
素朴な生活が垣間見える小さな村をいくつか通り過ぎ、
1時間半ほどでヌングイに到着。

ストーンタウン〜ヌングイ間の村

ストーンタウン〜ヌングイ間の村

ヌングイ到着

ヌングイ到着

宿の客引きがたくさんいた。
私たちは、ビーチ沿いにお目当ての宿があったので、
とりあえずビーチを目指した。

ヌングイの村でヤギの喧嘩を目撃

ヌングイの村でヤギの喧嘩を目撃

村の中を通って、ビーチに行った。
ビーチ沿いには、観光客向けのレストランや店があった。
ちょうど、夕陽が目の前の海に沈もうとしているときだった。
私たちは、宿探しを後にして、今は夕陽を楽しもうと、
ビーチにテーブルが出ているレストランに行って、ビールを飲んだ。
インドのカニャークマリで見た海や、イエメンのアデンで見た海を思い出す。
目の前に広がるのは同じインド洋。
インド洋に夕陽が沈んでいくまでずっと眺めていた。

ヌングイのビーチに到着

ヌングイのビーチに到着

ヌングイの夕陽を楽しみながらのビール

ヌングイの夕陽を楽しみながらのビール

太陽が沈んで暗くなると、宿探しを再開した。
相変わらず客引きばかりなので、
レストランのスタッフにお目当ての宿の場所を聞くことにした。
スタッフは、宿まで案内してくれた。
ダブルサイズのベッドが2つある部屋。
ホットシャワーも出るとのこと。
そのまま宿で明日のシュノーケリングツアーの予約もした。

それから、晩ごはんを食べに出かけた。
地元の人たちが集まる食堂で、フライの魚の定食を食べた。
帰りがけに気付いた。
私たちが泊まっている宿は、お目当ての「Jambo Brothers Bungalows」
ではないらしい。
レストランの店員ですら、自分の知り合いの宿に連れて行こうとする
らしいということはわかった。
まぁ、納得できているので、よしとすることにした。

夜、ふらっとビーチの方を散歩した。
星空がきれいだった。
しかし、とにかく話しかけられまくるので居心地が悪くなって
すぐに部屋に戻った。

翌朝8時、宿で朝食をいただく。
ものすごく甘いスイカを食べた。

宿で朝食をいただく

宿で朝食をいただく

それからしたくすると、ツアーの迎えが来たので出かけた。
昨日行ったレストランの奥に向う。
そこは高級リゾートホテルが並ぶエリア。
そこを抜けるとビーチがあり、
その一角にあるショップでシュノーケリングのセットを借りた。

シュノーケリングのセットをレンタル

シュノーケリングのセットをレンタル

ツアー客が集合すると、船に向かった。
キリマンジャロという名の船。
船着場がないので、遠浅の海の中を歩き、船に乗る。
20人以上が乗った。

キリマンジャロ号に乗り込む

キリマンジャロ号に乗り込む

あいにく、天気があまりよくないため、風を浴びると寒いくらいだった。
太陽の光のない海は黒く見えた。
よく揺れ、船のボロさから転覆しないかと心配になった。

天気が悪いと海も黒く見える

天気が悪いと海も黒く見える

船は、ヌングイを出て南東方向に進み、
ザンジバル島の横にあるムネンバ島(Mnemba Island)に着いた。
そこがダイビングスポット。
島周辺にムネンバ・リーフが広がる。
空を見ると、運がいいことにその上だけは雲が薄く、時々晴れ間ができた。

シュノーケリング・スポットに到着

シュノーケリング・スポットに到着

かなり寒かったが、意を決して海の中に入った。
船の近くには、縦縞のシマウマ柄の魚がたくさんいた。
エメラルドグリーンの遠浅の海。
影になっているのは、珊瑚のあるところ。
珊瑚礁の上を泳いだ。

エメラルドグリーンの海。濃いブルーの部分に珊瑚がある

エメラルドグリーンの海。濃いブルーの部分に珊瑚がある

くすんではいるが、いろんな色の珊瑚があり、
ヒトデがあって、ウニが落ちていた。
珊瑚礁の上に乗ること、目の前の小さな島に降り立つことは、
禁止されている。
亀は見ることができなかったが、いろんな魚も見れた。
ものすごく凝ったデザインのカラフルな魚もいた。

海の中の珊瑚礁。赤いヒトデ、青いヒトデを見た

海の中の珊瑚礁。赤いヒトデ、青いヒトデを見た

黄色く光る黒い魚の群れと一緒に泳ぐと、魚になった気分になれた。
雲がだんだんと消えていき、海の中が鮮やかに波の光を反射させた。
とてもきれいだった。
1時間半の時間をくれたが、1時間もしないうちに疲れて船に戻った。
ユリちゃんは唇を紫にしながら、1人最後まで泳いだ。
海が好きらしい。

男は船の上から飛び込むのが好きだ

男は船の上から飛び込むのが好きだ

ものすごくきれいな海だった

ものすごくきれいな海だった

それから、お昼ごはんのため、ザンジバル島のムユニビーチに
向かった。
船を降りると、ビーチに建つ1軒の小屋へと歩いた。

歳を取ってからも手を繋げる夫婦って素敵

歳を取ってからも手を繋げる夫婦って素敵

昼食タイム。
ごはんの上にフライの魚を載せてくれ、その上にトマトソースをかけてくれた。
人のいないビーチは静かだった。
太陽の光が全てを鮮やかにし、真っ青の海はものすごくきれいだった。

シュノーケリングツアー昼食タイム

シュノーケリングツアー昼食タイム

青い海を見ながらのランチ

青い海を見ながらのランチ

ムユニビーチ

ムユニビーチ

帰りは船に帆を立て、風の力だけでゆっくりとヌングイに戻った。
バスタオルをかぶり、昼寝。
太陽の暖かさがとても気持ちよかった。
ヌングイも光に包まれ、美しくなっていた。

光に包まれたヌングイのビーチ

光に包まれたヌングイのビーチ

その日は、ちょっとしかない小分けのトリートメントを
海の中でがんばった髪にご褒美で使った。
ユリちゃんもまた、残り少ないトリートメントをご褒美に使ったそう。
ちなみに、シャンプーとリンスは2週間前に切れて、
アフリカ人女性の写真がついているものに変えた。
(他のどの大陸でも見かけたパンテーンやダブなどの
メーカーを見かけなかったので仕方なしに買ったのだ)。
それから、バービー人形のような髪質になってしまっていたのだが、
トリートメントで少しは回復した。
2人ともシャワーを浴び終わると、ビーチ沿いのレストランに出かけた。

ヌングイのビーチ沿い

ヌングイのビーチ沿い

モヒートを飲みながら夕陽が海に沈んでいくのを見守った。
晩ごはんのエビカレーもなかなか美味しかった。
こんなビーチでも、Wi-Fiは使えて感度も悪くなかった。
ビールも飲んだ。
帰りがけにまたビールを買って飲んだ。
この旅1度きりのビーチリゾートを堪能した。

ヌングイのビーチで思いっきりリゾートを満喫

ヌングイのビーチで思いっきりリゾートを満喫

翌朝、チェックアウトした後、荷物を預けて、
ビーチ沿いを歩いてみることにした。
あいにくの天気で海がくすんで見えた。
干潮のため、ビーチの延長上に海藻が浮いた砂浜が現れていた。
昨日の景色とはまるで別物。
きれいな貝を拾いながら、南東に向って歩いた。
白く小さい蟹がものすごい早さで浜を歩き、小さな穴の中に入っていった。
何のためだろうか、船底に火を当てる漁船をいくつも見かけた。
釣りの餌用のミミズを取っている男の子。
砂浜に絵を描く女の子。
凧揚げをする兄弟。

ヌングイのビーチで漁船に火を当てる人たち

ヌングイのビーチで漁船に火を当てる人たち

干潮時のヌングイのビーチ。左の男の子は釣り用のミミズを取っている

干潮時のヌングイのビーチ。左の男の子は釣り用のミミズを取っている

灯台まで歩くと引き返した。
始めに行ったビーチで、ビールを飲んだ。
これでビーチリゾートは満足だ。
お昼すぎ、荷物を引き取ると、村のダラダラ乗り場に向った。
雨が降ったり止んだりで天気が悪く、ダラダラに乗ると寒かった。
そして、ストーンタウンに戻った。

ザンジバル島・ヌングイの宿:IMRAN PLACE

【住所】有名なJambo Brothers Bungalowsという宿の隣(ビーチ沿い)
【料金】30ドル(ディスカウント価格。ツイン、トイレ・シャワー付)
【設備】キッチン、朝食
【評価】★★★★

移動:ダル・エス・サラーム→ザンジバル島・ヌングイ

1. Flying Horse社のフェリーで3時間半。20ドル。
2. 116番のダラダラで1時間半。2,000Tsr。
ダル・エス・サラーム→ザンジバル島・ヌングイ

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