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【アフリカ大陸縦断041】チョべ国立公園でボートサファリ! 1泊だけのボツワナ(@カサネ/ボツワナ)

独立記念日でどこも満室。四つ星ホテルに行くことに

カズングラのザンベジ川は、
サンビアとボツワナ、ジンバブエ、ナミビアの
4カ国の国境が交わる場所だ。

ザンビア側のイミグレーションでは、
ものすごく手短に出国スタンプをもらった。

ザンビア側イミグレーション

ザンビア側イミグレーション

イミグレーションの先にあるザンビア川には、
平底の船舶がトラックと乗客を乗せ、ボツワナとザンビアを行き来する。

ザンベジ川

ザンベジ川。対岸はボツワナ

ザンビアとボツワナを行き来するフェリー

ザンビアとボツワナを行き来するフェリー

ボツワナに向かうトラックと共に私ちもフェリーに乗船した。
対岸まではあっという間。
その先で、ボツワナ側のイミグレーションに入った。
ここでもまた無事に入国スタンプをもらった。
そして、その先に向かって歩くと、ちょうどカサネの町から
やって来たワゴン車がいて、乗せてもらえることになった。

ザンビアは、ダイアモンドの生産地として経済力をたくわえ、
南部アフリカの中で最も豊かな国と言われている。
地方の民家を見てもそれを感じた。

カサネまでは30分もかからなかった。
カサネの町は、チョべ川に沿って細長く広がっている。
チョべ国立公園へのサファリの拠点となる町だ。
大型スーパー「SPAR」の前で、車を降りた(10Bwp)。

そこから北に並ぶロッジに向かって歩いた。
カサネには安宿がない。
安く済ませたい旅行者は、テントを用意して
キャンプサイトに泊まるのだが、私たちはテントを持っていない。
なので、中級クラスのロッジを手当たり次第当たって、
安いところに泊まろうと決めていた。

幹線道路沿いにロッジが並ぶ

幹線道路沿いにロッジが並ぶ

SPARの北に何軒か中級ロッジが並んでいるので、手前から当たってみた。
しかし……である。
どうやら、本日9月30日はボツワナの独立記念日だったらしく、
どこも満室だった。

どうしようかと考えながら、SPARに戻ってイートスペースで休憩。
それから今度は、高級ホテルのある南側に向かって
歩いてみることにした。
そこから歩いて5分くらいのところにある
「チョべ・マリーナ・ロッジ」という四つ星ホテル。
値段を聞いてみると、夕方のボートサファリと朝食込みで
1人945Bwpとのこと(約12,000円)。
予算オーバーではあったけど、他のホテルがどこもいっぱいだったのと、
四つ星ホテルに泊まりたいという気持ちでそこに決めることにした。

案内されたのは、寝室の他にテレビが付いた
リビングルームのあるロッジだった。
ロッジの前にはテラスがあり、その先の庭はチョべ川に面している。
ベッドはふかふか、バスルームにはシャワースペースとは別に
バスタブまである。

チョベ・マリーナ・ロッジの部屋

チョベ・マリーナ・ロッジの部屋

手入れの行き届いたプールとプールサイドのバー

手入れの行き届いたプールとプールサイドのバー

少しゆっくりして、SPARに買い出しに行った。
宿に戻ると、ボートサファリの時間になったので、
レセプションの前に集合した。

総勢30人ほどの乗客とガイドとコンダクターで、
チョべ川に停泊していた2階建てのボートに乗船。
15時半に出発した。
チョべ川は、カズングラでザンベジ川に合流する。
そして、その先、ヴィクトリアの滝へと姿を変えるのだ。

別の会社のボートサファリの船

別の会社のボートサファリの船

ボートサファリのガイド

ボートサファリのガイド

チョべ国立公園は、4つのエリアに分けられ、
それぞれ違う生態系を持っている。
カサネの町に近いのは、セロンデラ・エリアだ。
乾季は、アフリカ象やアフリカンバファローが
水を飲みに川にやって来ることが多いエリア。

チョベ国立公園内。アメリカンバファロー

チョベ国立公園内。アメリカンバファロー

同じ時間帯、川沿いにあるロッジから、
サファリ用のボートがいくつも出発していた。
少し行くと国立公園に入る許可を得るためのチェックポイントがあって、
そこに他のサファリボートも、集まっていた。
サファリボートの中には、写真撮影をしたい人のための少人数制のボートが
あり、どちらの方向に動物が現れても対応できるように椅子は回転式に
なっていて、椅子には一眼レフカメラが固定できるようになっていた。

川を進んで行くと、遠くに象がいるのが見えた。
また少し進むと、アメリカンバファローが岸辺にいて、近くで眺めた。
その近くには、カバの家族が川の浅瀬で頭だけ出していた。
カバは夕方から夜にかけてエサ探しに出かけ、
夜中じゅう草を食べて、朝方またもとの河に戻って来る。

チョベ川から頭を出すカバ

チョベ川から頭を出すカバ

その先には大きなワニが倒れた木の影で昼寝をしていた。
子どものワニもいた。

巨大なワニが昼寝していた

巨大なワニが昼寝していた

赤ちゃんワニ。目は鋭い

赤ちゃんワニ。目は鋭い

インパラは群れで行動していた。
インパラは本気で走ると時速60kmにもなるそうだ。

インパラの群れ

インパラの群れ

チョベ川岸辺

チョベ川岸辺

川をどんどん進んでいくと、そろそろ活動時間を始めたのか、
陸に上がったカバもいた。
カバはひたすら草を食べていた。
その奥で象の群れが歩いているのが見えた。

カバが草を食べていた

カバが草を食べていた

象は、本当にどこでもいた。
チョべは、アフリカで1番アフリカ象の生息密度が高い場所だ。
その数、なんと約5万頭もいるそうだ。

川を渡る象の群れ

川を渡る象の群れ

川の水を飲む象

川の水を飲む象

太陽が真っ赤に西の空を染め、象の影を作り出した。
ゆっくり歩く象と並行して、ボートが進む。

夕陽と象のシルエット

夕陽と象のシルエット

ボートサファリ

ボートサファリ

象は時々、鼻を上に上げたり、草を食べたり、川に水を飲みに行ったりした。
はるか遠くに住む象の日常に触れることができるなんて、
本当にとても幸せなことなんだと思った。
夕陽は、湖面を青やピンクの不思議な色に染めた。

チョベ川に沈んで行く夕陽

チョベ川に沈んで行く夕陽

暗くなる頃、宿に戻った。
レセプションには、ダチョウの卵を使って作られた
シャンデリアがオレンジ色の暖かい光を放っていた。
レストランもプールサイドのバーも人がたくさん集っていた。

コテージに戻ると、テレビを見ながら軽食をつまんだ。
それから、久しぶりにお風呂に入った。
ふわふわのバスタオルで身体を拭き、バスローブを羽織った。
そして、ふかふかのベッドで眠りに就いた。
アフリカ旅行、両極端の天国と地獄を両方味わった気分だ。

バスローブを着て四つ星ホテル記念撮影

バスローブを着て四つ星ホテル記念撮影

翌朝、ユリちゃんと2人でレストランに行った。
ビュッフェ式の朝食は、手の込んだ料理がいくつも用意されていた。
豪華な朝食にありつき、ギリギリの時間まで
ゆっくりと四つ星ホテルを堪能した。
しかし、それが仇となった。
なんとナミビアとの国境の町ンゴマまでのバスは、
朝のもっと早い時間帯しか出ないらしい。
SPARの前のバス停にいた人に聞くと、もうそのミニバスは行ってしまったそう。
さて、どうしたもんだか。

朝食ビュッフェはものすごくレベルが高かった

朝食ビュッフェはものすごくレベルが高かった

カサネの宿:Chobe Marina Lodge

【住所】Lot 21306 , President Road,Kasane
【料金】1890Bwp(リビングルーム付コテージ・ツイン、トイレ・シャワー・バスタブ・アメニティグッズ付)
【設備】Wi-fi、朝食、ボートサファリ(orゲームドライブ)
【評価】★★★★★

移動:リビングストン→カサネ

1. リビングストン→カズングラ。シェアタクシーで30分。35Z。
2. 国境越え。フェリーで5分。無料。
3. カズングラ→カサネ。ヒッチハイクで30分。10Bwp。
計75km。
リビングストン→カサネ

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