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【アメリカ大陸縦断035】胃袋のスペースがもったいない、食の街!+蛙ジュース(@アレキパ/ペルー)

アメリカ大陸で1番美味しい街かもしれない!

朝の6時半頃、アレキパのバスターミナルに到着。
ターミナル内で朝食を済ませると、
タクシーでガイドブックに載っている宿に向かった。
しかし、なぜだか宿は開いていなかった。
その頃にはもう8時を回っていたので、
開いていないはずはないのだけども。
仕方ないので、バスターミナル内ツーリストインフォメーションで
聞いておいた宿に向かってみることにした。

アルマス広場の北から南へ20分ほど歩き、かなり迷いながらも宿に到着。
看板も目印も何もなかったけど、
中はちゃんとしたホテルの作りになっていた。
1部屋の値段と思っていたのが、1人あたりの値段とわかり、
かなりの予算オーバーだったけど、陽当りのいいトリプルの広い部屋を
使わせてもらえるということで、その宿に決めることにした。

洗濯して、シャワー浴びて、写真の整理をしたり、
久しぶりにネットも繋ぎブログも書いた。

お腹が空いたので、サン・カミーロ市場に行ってみることにした。
宿を出て、街に入る。
ペルー第二の都市の割にはどこかのどかな印象。

市場は、なかなか大きく、いろんなものが売られている。
温暖な気候のアレキパはフルーツの栽培が豊富で、
フルーツの種類もたくさんある。
食べたことのないフルーツを食べてみたくて、物色してみた。
中には、フルーツに見えないものもある。
私たちは、チリモヤとペピーノとプラムを買った。
それから、食堂に向かう。

チリモヤ

チリモヤ

ペピーノ

ペピーノ

それから、食堂に向かう。
メニューの種類は、どの街より種類が豊富。
さすが食の街、アレキパだ。
いくつか並ぶ食堂の中のひとつに入ってみた。
同じテーブルの人が食べているものを指差し注文した。
アレキパ名物のロコト・レジェーノ(大きな赤唐辛子の肉詰め)と、
セビチェ、パスタをチーズで固めたものがひとつのお皿に載ったもの。
どれもすごく美味しい……けれど、
お皿を分けてくれたらもっと美味しかったろうにと、少し残念でもあった。

ロコト・レジェーノと、セビチェ、パスタをチーズで固めたもの

ロコト・レジェーノと、セビチェ、パスタをチーズで固めたもの

食事の後は、ドイツ仕込みの地ビール・アレキペーニャを買って帰った。

その日は、早く寝た。

翌朝、さっそく昨日買ったフルーツを食べてみる。
チリモヤは、ものすごく熟れていて甘かった。
干し柿以上の甘さかもしれない。
林檎のような形をしたペピーノは、
プラムのような触感で、味はパパイヤにそっくり。
宿の屋上に上ると、ミスティ山(5,822m)や
チャチャニ山(6,075m)がきれいに見えた。

宿の屋上

宿の屋上

朝食の後は、路線バスに乗って、バスターミナルまで行った。
いくつもの市場を通った。
なかなか広いアレキパの街。
ペルー第二の都市だけある。
プーノ行きのチケットを買うと、また路線バスでセントロに戻った。

バスを降りると、雨が降り出した。
昼食に入った食堂の美味しさと、コスパの良さには驚きだ。
前菜もメインも3種類から選べて、デザートにゼリーも付く。
私は、(アボカドのサラダ)と、ペスカード・フリート(魚のフライ)を注文。
ペスカード・フリートは、きちんと味付けされていて上品なお味。
これで、7ソル(約280円)だからめちゃくちゃ安い。

パルタ・レジェーナ

パルタ・レジェーナ。アボカドのサラダ

ペスカード・フリート

ペスカード・フリート

雨が上がると、アルマス広場まで歩いた。
カテドラルに入ろうと思ったけど、なぜか閉館していた。

アレキパのカテドラル

アレキパのカテドラル

そのまま、北に向かって歩いた。
サン・ラサロ地区は、白い火山岩で造られた建物が並ぶ地区。
アレキパの別名は、「シウダー・ブランカ(白い町)」と言われる。
「地球からちぎれて、月が生まれたとき、アレキパを置き忘れた」と
語られているそうだ。
なんだかロマンチックな言葉だけど、それはきっと、
晴天の太陽の光が降り注いだときに、美しく見えるわけで、
曇天の中で見ると平凡な街に見えた。

サン・ラサロ地区

サン・ラサロ地区

それから、サンタ・テレサ教会を通って、サン・カミーロ市場に向かった。
アレキパの街は、メガネ屋さんはメガネ屋さんの通り、
ケーキ屋さんはケーキ屋さんの通り、
電気屋さんは電気屋さんの通りとそれぞれ別れている。

サン・カミーロ市場に着くと、必要なものを揃えた。
そして、向かうは、あの店。
リマで会った旅行者に聞いて、気になっていた蛙ジュースの店だ。
大きな市場を一周するが、なかなかみつからない。
マカを入れた精力ジュースの店は何件かあるのだけど。
スペイン語で食用蛙はRAMAだということを調べて、
歩き出すとすぐにみつかった。
しかし、店員がいない。
店の前にいた人に、聞いてみると、
蛙ジュースを飲める別の店を案内してくれると言うので、ついて行った。

女性店員が切り盛りする滋養強壮の薬を売る店にたどり着く。
店員は、明らかにまたやって来たよ、とあきれ顔。
恐らく、珍しいものに飛びついた旅行者が
これまで何度も来ているのではないかと思われる。

で、さっそく注文(10ソル)。
店員は、奥のバケツから蛙を取り出した。
見えないところで、さっと息の根を止め、皮を剥ぐ。
そして、鍋の中へそれを入れた。
火が通るまでは、ベースとなるジュースを作る。
マカなどの漢方薬を何種類か入れ、ハチミツをブレンド。
蛙に火が通ると、ミキサーに加えて、しばらく混ぜる。
そして、完成。

口をつけるのは、かなりの勇気が必要だ。
決して蛙の姿を想像してはいけない。

……しかし意外にも味は、悪くない。
きな粉ジュースみたいな感じ。
舌の中のどこに蛙がいるか探らなければ、
滋養強壮ドリンクとして悪くないのではとさえ思える。
滋養強壮の効果がどれほどのものなのかはわからないが、
アレキパで蛙ジュースを飲んだという達成感は味わえた。

生きている蛙

生きている蛙

皮を剥いで湯でる

皮を剥いで湯でる

マカやハチミツなどいろんなものと一緒にミックス。そして、完成!

マカやハチミツなどいろんなものと一緒にミックス。そして、完成!

RANAはスペイン語で食用蛙の意味

RANAはスペイン語で食用蛙の意味

決して蛙が動いているところを想像してはいけない

決して蛙が動いているところを想像してはいけない。一気に飲み干すのがポイント

夜も何か美味しいものを食べたいなと、
店を探したが、なぜかアレキパの食堂は閉まるのが早い。
初日も結局、それで晩ごはんにあり付けず。
仕方ないので、エンパナーダを買って帰った。
明日は、チチカカ湖畔の街、プーノへ移動だ。

泊まった宿:Andenes drean inn

【住所】Av. lima 152
【料金】90ソル(バス・トイレ付き・ツイン)、30ソル(ドミトリー)
【設備】Wi-fi、朝食付き
【評価】★★★★

移動:クスコ→アレキパ

バス(Oltulfa社)で10時間。480km。70ソル。
クスコ→アレキパ

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