幡ヶ谷にご縁があり、せっかくなので、
この町にあるとっても有名なラーメン屋さんに
行ってみることにしました。
その名も不如帰(ほととぎす)!
私、過去に4年連続でラーメンのガイドブックに携わったことがあり、
当時からこのお店の評判は聞いていたのですが、
場所柄、なかなか食べに行くことができず、
これがチャンスとさっそく行ってきました。
幡ヶ谷六号通り商店街を奥に向かって歩くと、
「ねじ式」というラーメン屋さんがあります。
ここもまあまあ有名なんですが、
こちらのラーメン屋さんを曲がった小さな路地に
あるこじんまりとしたお店、それが不如帰です。
火曜日の13時ちょっと前。
店の前に客が並んでいなかったので、あわてて入店しました。
あわてていたため、入ってすぐの券売機で、
うっかり左上にあったボタン「そば(醤油)」800円を押さずに、
「つけそば」850円を押してしまいました。
初めての店では、左上のボタンにあるその店1番のウリである
メニューを注文するが鉄則ですが、本当にうっかりしておりました。
人生まだ2度目の1人ラーメンにドキドキしながら、着席。
少し待つと出てきました!
こちらのお店、大量の蛤を使用し、豚のスープと和風出汁を合わせた
ラーメンが特徴なのですが、つけ麺となると、
それに甘・辛・酸が加わり、良さがわかりにくい。
やっぱり注文したものが失敗でした。
しかし、お昼に食べるのにちょうどいい量、
低温調理らしき叉焼といい、とにかく上品な味です。
ラーメンはどんな味だったんだろう……。
心残りができてしまいました。
後からわかったことですが、このお店数年前に名前を変えたそうで、
以前私が知っていたお店とは形態も変わったようです。
どうやら私が行ったのは、土曜〜水曜日までの
「金色不如帰」らしく、食べログで4.1という高得点を
叩き出しているのは、木曜日営業の「一汁三煮干 裏不如帰」らしいのです。
さらに、金曜日は「中華そば 金色不如帰 覇」として
別の営業をしているよう。
飽きさせない工夫が満載です。
リベンジしなければいけない!
と思い、今度は「一汁三煮干 裏不如帰」に行ってみました。
お店に着いたのは13時半。
なのに、4人が並んでいました。
しばらくすると私たちの後にもう2人。
みんな木曜日限定の煮干しを狙っているようです。
やっとお店に入ることができると、まずは食券機へ。
「左上、左上」と思っていたのですが、
左上の「煮干しそば」800円の横に
「極にぼ」800円なるものが。
さらに、その横には「台湾極にぼ」。
うーん、どれにしょう……と思っていたら、
おじさんがアドバイスをくれました。
「極にぼは煮干し100%。
煮干しそばは動物系が混ざってる。
せっかく木曜日に来たのだから、極にぼにしたら?」
とのことで、極にぼを注文。
しばらくすると、でてきました。
こちらのラーメン、どれも女性にも好感度が高い見栄えのいい器と盛り、
特に極にぼの澄んだスープはとても上品です。
上品なのは、見た目だけではありません。
煮干しだけで作られたスープなのに煮干し独特のエグみがなく、
洗練された味わいなんです。
ゆずの香りもこれまた上品。
麺はとんこつラーメンに入っているような細い麺でした。
スープは全部飲み干しても罪悪感なしです。
完食しちゃいました!
金色不如帰のそばも食べてみたいし、
一汁三煮干 裏不如帰の煮干しそばも食べてみたいし、
戦略にまんまとハマっちゃいそうな魅力的なお店でした。
ちなみにここ不如帰はミシュランのビブグルマンに
掲載されていることでも有名です。
※ビブグルマンとは、星は付かないけど、
安くて美味しい調査員おすすめのお店のこと。
【住所】東京都渋谷区幡ケ谷2-47-12
【電話】03-3373-4508
【営業】11:30~15:00、18:30~22:00(土曜〜水曜日)
【食べログURL】金色不如帰→http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13022582/
【住所】同上
【電話】同上
【営業】11:30~15:00、18:30~22:00(木曜日)
【食べログURL】一汁三煮干 裏不如帰→http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13044967/