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【アメリカ大陸縦断・最終回】北も南も東も自然に囲まれた首都(@サンティアゴ/チリ)

旅行者の間では見るところがあまりないとの評判も

バスは、ビーニャ・デル・マルを10時半に発車した。
この旅最後のバス移動……と思うと感慨深い。

12時半には、サンチアゴのアラメダ・バスターミナルに到着した。
次の目的地の心配をしなくていいことに気付き、
少し開放された気分になった。
腹ごしらえにホットドックを食べると、
メトロに乗ってロス・エロネス駅に行った。

お目当ての宿は、あいにく満室らしく、
仕方ないので近くの別の宿に向かった。
ホスタル・タレスは、
アメリカ人・スコットが管理人を勤める日本人の多い宿。
中庭で座っていると、日本人女性同士でスコットの話しが始まった。
なんでもスコットは、朝、メッシュの短パンを履いており、
その下に下着を履いていないものだから、丸見えになっているそうな。
しかも、それが興奮している状態らしい。
噂には聞いていたけど……。

それから、部屋に戻ると夕方まで熟睡した。
夕方になると、知った顔が増え、みんなで飲んだ。
酔っぱらって、夜中レセプションを歩いていると、
スコットがまじめに自然のことやアメリカのことなどについて話していた。

飲み過ぎた次の日はやはり早くに目が覚め、
そのまま街を歩きに出掛けることにした。
宿を出ると、眉毛の描かれた犬に出くわした。

スコットに貸してもらった地図を見ながらアラメダ通りに出ると、
東に向かって歩く。
大通りの真ん中は遊歩道になっていて、いろんな像が立っていた。
チリの国旗が立つところまで歩くと、北に向かって道を入った。

モネダ宮殿

モネダ宮殿

広場に出たかと思えば、そこは自由広場だったらしく、
モネダ宮殿があった。
モネダ宮殿は大統領府だ。
その裏の憲法広場では記念撮影をしている観光客がたくさんいた。

そのままサンティアゴの中心地、アルマス広場に向かって歩く。
歩行者天国の道を歩くと、週末のせいか露店がたくさん出ていた。
その中に、3つの丸い盤を並べて、賭け事をしている人たちがいた。
1つだけ印がついており、それがどこにいったか当てるというもの。
おじいさんやおばあさんが10,000$から20,000$などを賭けている。
しばらく見ていると、勝ちまくっているおばさんがいて、
私の賭けに乗らないか、なんて誘われたりもした。
もちろん乗るはずはない。

アルマス広場のカテドラル

アルマス広場のカテドラル

アルマス広場を通って、中央市場に行った。
中央市場は、主に海産物を扱う市場で
中にはレストランが併設されている。
私はここで、まだチリに来てから味わっていない
ウニを食べようと思っていた。
レストランの前を通り私が日本人とわかると、
「ウニ?」と客引きが声を掛けれくる。
チリ人はあまりウニは食べないらしい。
どこで食べたらいいかもわからず、てきとうに店に入った。

中央市場の魚屋さん

中央市場の魚屋さん

ウニとビールを注文。最後の贅沢だ。
たまねぎとパクチ、サルサ、レモン、ワサビと醤油も出て来た。
おそらく無添加であろうウニは、少し溶けていて、少し生臭かった。
最初はワサビと醤油だけで食べていたけど、
レモンをかけてたまねぎと一緒に食べた方が美味しいと気づいた。
できれば、パンではなくごはんを出してもらいたかったところだけど。

中央市場でウニを食す

中央市場でウニを食す

中央市場を出ると、北に向かって歩いていたつもりが、
なぜだかアルマス広場に出た。
アルマス広場は先ほど通りがかったときとは違い、
盛り上がっていて、コンサートが開かれていたり、
ダンスのショーが行われていたりした。

アルマス広場でダンス

アルマス広場でダンス

それから、街の北にあるサン・クリストバルの丘に向かって歩いた。
サン・クリストバルの丘は、スコットの地図には載っていなかったので、
頂上にマリア像の建つ丘に向かって歩いた。
どこが入り口なのかもわからなくて、かなり迷った。
けれど、途中英語がペラペラのチリ人に出くわし、
マリア像まで一気に行くことができるケーブルカーの乗り場を教えてもらった。

サン・クリストバルの丘の入り口にいた記念撮影用の動物

サン・クリストバルの丘の入り口にいた記念撮影用の動物。大きなあくびばかりしていた

ケーブルカーの乗り場がある、サン・クリストバルの丘の入り口は、
家族連れなどたくさんの人で混み合っていた。
1人で来ている人なんてほとんどいなかったけど、
二日酔いの頭ではそんなことはどうでもよかった。

サン・クリストバルの丘のケーブルカー

サン・クリストバルの丘のケーブルカー

ケーブルカーに乗ると(週末価格2,600$)、途中2つの駅を過ぎて、
頂上まで行った。
頂上まで行くと、サンティアゴの街がきれいに一望できた。
サンティアゴは1年のうち300日以上が晴天で、
盆地であることからスモッグがひどい。
周辺に見える山々の麓は、霧がかっていて見えなかった。

サンティアゴの街を一望

サンティアゴの街を一望

そのまま、マリア像のあるところまで上った。
頂上駅周辺には、土産物屋やテーブルを出している売店もあり、
景色を見ながらくつろいでいる観光客の姿も多く、
私も売店でジュースを買って飲みながら景色を堪能した。
干し桃とコーンが入ったジュース。
サンティアゴで、どこでも売られているそのジュース、
私の口には合わなかった。
頂上に通じる道には、自転車で山を登るヒルクライマーの姿も
たくさん見かけた。

サン・クリストバルの丘の頂上にあるマリア像

サン・クリストバルの丘の頂上にあるマリア像

そのまま丘を降りると、セントロに向かって歩いた。
1度アルマス広場まで戻ると、サンタ・ルシアの丘に行った。

グラフィティのセンスはチリ全般的に良いのかもしれない

グラフィティのセンスはチリ全般的に良いのかもしれない

丘の西側にあるエレベーターで丘の上に行き、展望台まで歩く。
こちらの丘は、家族連れの多いサン・クリストバルの丘と違い、
恋人たちのデートコースになっているような感じ。
サンティアゴの基礎を築いたスペイン人征服者バルディビアが、
抵抗する先住民に備えるため要塞を設けたのがこの丘。
南側にある石造りの堅牢な建物跡は当時を偲ばせる。

サンタ・ルシアの丘の展望台

サンタ・ルシアの丘の展望台

サンタ・ルシアの丘の入り口

サンタ・ルシアの丘の入り口

丘の南、リベルタドール通りに出ると、
通りを挟んで向かい側にある民芸品市場に行った。
チリの民芸品はイマイチ心躍るものがない。
結局何も買わず、帰りはメトロで宿に戻った。

サンティアゴの民芸品市場

サンティアゴの民芸品市場

翌日は、体調が悪くて宿でのんびりと過ごした。
帰国の便、もう1日早くしてもよかったかなと思った。
中庭で旅人と話し、夜はシェア飯にありついて、最後のチリワインを味わった。

ゴールの地にたどりついてから、飲んでばかりだ。
帰国の便に乗るその日も、やはり二日酔い。
スコットの作ってくれたフルーツたっぷりのスペシャルジュースが
身体に染みた。
その日、スコットはメッシュのパンツを履いていたけど、
視線を落とさなければ問題無し。
ちょっと感覚が生物的なだけで、嫌な人ではない。

二日酔い解消のために出かけると、メトロの最終駅まで行った。
そこから3駅ほど歩いてみた。
新市街であるその辺り、特に見るものはなく、
歩いているとお腹が空いて、お寿司を食べてから宿に戻った。

サンティアゴの新市街

サンティアゴの新市街

宿に戻ると、荷物をまとめて、したく。
そして、空港に向かうバスに乗り込んだ。
帰国の便は、アトランタとニューヨークの2都市を経由。
デルタ航空の飛行機は映画が充実していて、6本も映画を鑑賞した。

2014年12月4日ロザンゼルスから始まった旅は、2015年4月13日に無事終了。
4月15日、日本に帰国した。

泊まった宿:Hostal Tales

【住所】concha y toro 41 santiago, Santiago 8340579, Santiago, Chile
【料金】6,000$
【設備】Wi-fi、キッチン
【評価】★★★★

移動:ビーニャ・デル・マル→サンティアゴ

バス(Tur bus社)で2時間。130km。2,000$。
ビーニャ・デル・マル→サンティアゴ

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