旅行に行くのでデジタル一眼レフカメラを買ったんだけれど……。
子供ができたからデジタル一眼レフカメラを買ってみたけどれど……。
いい写真の撮り方がわからない。イマイチ、カメラを使いこなせていない。
そんなお悩みをお抱えのあなた。
勉強したことを忘れかけている私と一緒にお勉強しましょう!
まずは、デジタルカメラの構造についてです。自分の持っているカメラを確認してみましょう。カメラの構造を理解することで、撮影に役立つことができるでしょう。これから買うという人も、基本構造がわかっていれば自分に合ったカメラをみつけることができるはず!
デジタルカメラは、フィルムカメラと違いレンズから入ってきた光を撮像素子で受けます。撮像素子は、光を電気信号に変えて、画像をデータにします。
コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼レフカメラは、レンズを通った光がそのまま撮像素子に当たり、それをカメラに内蔵されたコンピュータが液晶画面へ画像を映し出す仕組みです。
デジタル一眼レフカメラには、レンズを通った光を光学ファインダーに導くためのミラーがあり、このミラーがレンズを通過した光を上方に反射します。その光は、ファインダースクリーンに当たります。ファインダースクリーンを通過した光は、ペンタプリズムまたはペンタミラー内を通ることで、ファインダー接眼窓へと進んでいきます。シャッターボタンを押すと、ミラーが上がりレンズを通った光はシャッターへとまっすぐに進みます。それと同時にシャッターが開き、撮像素子に光が当たり、画像を撮影します。そして、シャッターが閉じると、またミラーが元の位置まで降りてくるという仕組みです。
ちなみにフィルム時代のコンパクトカメラは、レンズとファインダーが違っていたために、ファインダーで見たものと実際に撮影された写真にズレが生じるパララックス(視差)がありましたが、現代のコンパクトデジタルカメラは、レンズに通った画像と液晶に映る画像は同じなのでパララックスは生じません。
画質の良し悪しは、画素数に関係していると思っている方が多いようですが、実は撮像素子が大きいほど高画質に撮影できます。大きな撮像素子なら1画素あたりの受光量が多く、写真の画質も上がります。CCSやCMOSは、映像素子の種類のことです。技術の向上により、デジカメの世界ではCCSとCMOSには、ほとんど画質に違いがなくなりつつあるようです。映像素子のサイズについて一覧にしてみました。
カメラの性能は、レンズの明るさも重要です。
カメラのレンズというのは、複数のレンズを組み合わせて作られています。レンズを組み合わせることで、歪曲を防ぎ、より目で見たような自然な写真になるように設計されています。そのレンズの枚数が多くなり構造が複雑になると、撮像素子に到達する光の量が少なく暗くなってしまいます。一般的にレンズ構成が複雑になりがちなズームレンズでは暗いレンズになりやすく、構成枚数が少ない単焦点レンズでは明るいレンズになりやすいです。
カメラレンズが明るいか暗いかというのを数値でわかるようにしたものがあります。これをF値(Fナンバー)といいます。F値は、レンズの直径を焦点距離で割ったものを言います。
F値=焦点距離÷レンズ直径
F2.8で明るいレンズと世間一般では言われていて、F2.0やF1.4なども販売されています。明るいレンズは高価です!
撮影のシチュエーションによっては、明るすぎて真っ白な画像になってしまいますよね。このようなときには、絞りで光の量を調整できるようになっているのです。絞りは、穴を小さくすることによって光の入射を少なくする方法です。その方法についてはまた別のページで書きますが、明るいレンズは暗いレンズも兼ねているということです。