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【アメリカ大陸縦断045】滝壺に突っ込む絶叫ボート・クルーズ (@プエルト・イグアス/アルゼンチン)

悪魔の喉笛の真下からの景色は絶景!

シウダー・デル・エステの街はとても大きく、
街中に入ってからもなかなかバスターミナルに到着する気配がなかった。
バスの運転手にどこに行くのか聞かれ、
国境だと言うとその場所で降ろされ、バスを乗り換えろと言われた。
GPSは、7号線から大きく外れたところを指している。
てきとうに路線バスをつかまえて、国境に行きたいんだと言うと、
運転手は7号線沿いまで行って、隣に並んだ路線バスの運転手に
私たちが国境まで行きたいことを伝えてくれた。

乗り換えたはいいものの、すぐにバスを降ろされた。
バスの運賃は高く(8500Gs)、おつりは
使いもしないブラジル・リアルをもらう。
半券をもらたったので、
ブラジル側で乗り換えろという意味だったのかもしれない。

バスを降りると、7号線沿いをパラナ川に向かって歩いた。
両替商がたくさんいたので、そこでアルゼンチン・ペソを作った。
アルゼンチンには、公式レートと闇レートがあって、
それは経済新聞にも両方のレートが載るほど公然としている。
http://www.cronista.com/でブルーレートをチェックすることもできる)。
そこでは、闇レートに近い額で両替することができた。

シウダー・デル・エステの免税店

シウダー・デル・エステの免税店

シウダー・デル・エステの国境付近は、闇マーケットが広がっていて、
ブラジルやアルゼンチンからの買い物客でにぎわっている。
工事中の道路があり、道の脇には露店が
所狭しと建ち並ぶとても煩雑とした雰囲気。

パラグアイ側のイミグレーション

パラグアイ側のイミグレーション

パラグアイ側のイミグレーションに到着したものの、
どこでスタンプをもらっていいかわからず、
ブラジル側の国境に向かって歩いた。
パラナ川を越えるとブラジル。
友情の橋を渡った。

パラグアイとブラジルの国境の川に架かる友情の橋

パラグアイとブラジルの国境の川に架かる友情の橋

ブラジル側に大きなビルが建っているのが見える。
車道は時間差の一方通行で、
方向が変わるとまずはバイクの大群が勢いよく走り抜ける。
この付近にはバイクタクシーも多いようだ。
橋を渡るとブラジル国旗がはためくイミグレーションに到着する。

ブラジル側イミグレーション

ブラジル側イミグレーション

もちろんそこは、ブラジル側のイミグレーションだった。
パラグアイ側のイミグレーションを見落としたらしい。
西陽が暑い橋の上をもう一度歩いて、
パラグアイ側のイミグレーションに戻った。
今度は、ちゃんとスタンプをもらった。

よく見ると、その前を、
プエルト・イグアス行きのバスが通っているようだった。
時差通行待ちをしているバスを探して、乗りこんだ。

ブラジル側のイミグレーションは通過。
しばらくの間、ブラジルを走る。
南米一の経済国だけに街並みがきれいだ。

20分ほどでアルゼンチン側のイミグレーションに到着した。
そこで乗客全員が降りる。
入国の手続きを済ませ、税関で荷物をX線に通した。
そして、再度バスに乗車。

アルゼンチン側イミグレーション

アルゼンチン側イミグレーション

そして、無事にプエルト・イグアスに到着した。
かなりの観光地だ。

バスターミナルから歩いて10分ほどの場所にある、ユースホステルに向かった。
明日は満室らしく、1日目だけ泊まることになった。
ちょっとお高めのプライベートルーム。
2段ベッドとダブルベッドがある。

チェックインすると、宿の周りを歩いてみた。
ガソリンスタンドのコンビニで買い物して、
バスターミナルのレストランに入った。
メニューは計り売りだった。

それから、その近くのホテルに立ち寄り、明日の宿を確保した。

その近くにある食材が豊富な商店に寄った。
アルゼンチンに来たからには、ワインを楽しまないわけにはいかない。
種類もかなり豊富だ。
ハムやチーズもたくさん売られている。
日本ではあまりお目にかけないタナという品種のワインを買って帰った。

宿に戻ると、アルゼンチン入国を祝して乾杯した。

翌朝は、宿を移ると両替できるところを探して歩いた。
結局、公式レートの両替所しかみつからず、
バスターミナルの前にいた男に闇両替をしてもらうことにした。
その日の闇両替レートよりかなり悪い額だった。

それから、昨日の宿で再会した旅仲間のマキちゃんとカナちゃんと待ち合わせ。
イグアスの滝へ行くバスに乗った(往復100$)。

乾いたジャングルのようなところを30分ほど走って、
イグアスの滝の入り口に到着。
入場券(270$)を買って、入場した。
何やら人が集まっている場所があったので行ってみると、
見たことのない動物が集まっていた。
長い豚鼻をした小さいタヌキのような動物で、ハナグマというらしい。
園内には吠猿もいて、どちらも人の食料を狙って攻撃してくることがある。

ハナグマ

ハナグマ

まず目指したのは、園内に走る列車の3つの駅の真ん中。
600mほどの距離だ。
途中、ボートツアーのカウンターでチケットの交換と時間の予約をした。

駅には、売店が併設されていて、そこに入っているSUBWAYで、
出来合いのサンドイッチを買った。
これがものすごく高い。
マキちゃんたちは、街でサンドイッチを買ってきておいたようで、
私たちも買っておけばよかったと後悔。

灯台を越えて、ベンチのある広場に出ると、昼食にした。
私たちのおこぼれを狙った見たことのない鳥が周りにやって来た。
いろんな種類の蝶も舞う。

遊歩道の自然も楽しみの1つ

遊歩道の自然も楽しみの1つ

それから遊歩道を歩き、ビュー・スポットを目指す。
遠くに滝の轟音が聞こえてくるとなんだか興奮してきた。
しばらく歩くと、小さい滝に出くわした。
日本で見たら、大きな滝かもしれないけれど、ここはイグアス。
三大瀑布のひとつだ。
(後2つは、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝、
北アメリカ大陸のアメリカ合衆国とカナダにまたがるナイアガラの滝)。

遊歩道がきちんと整備されているので歩きやすい

遊歩道がきちんと整備されているので歩きやすい

またしばらく歩くと、ついに見えてくる。
一面に広がる大きな滝。
中心にある島の左に見えるのは、悪魔の喉笛。
私たちの予約しているのと同じボートツアーが、滝の麓に突っ込んでいくところが見えた。
すごいアトラクションだ。
そのボートに乗るため、乗り場に向かう。

乗り場では、防水のバッグと救命胴衣を貸してくれる。
準備ができると、船に乗りこんだ。
周りはみんな水着姿。
私たちは完全に準備不足。
持ってきたポンチョを被った。

ボート乗り場へ

ボート乗り場へ

みんな水にぬれてもいい格好だ

みんな水にぬれてもいい格好だ

ボートが出発すると、水が勢いよく流れ落ち、
水しぶきで霧がかった悪魔の喉笛に向かった。
間近で見る滝はものすごい迫力。
しばらく記念撮影タイムがあり、その後滝の中に突っ込むのかと思いきや、
反対側の滝に向かった。
また記念撮影タイム。

右側の滝に先に突っ込んだ

右側の滝に先に突っ込んだ

滝の真下まで行ってくれる

滝の真下まで行ってくれる

そして、ついに滝に突っ込んだ。
ものすごい水しぶき。
ボートが傾き、大量の水が流れ込んだ。
ポンチョなんて意味がなかった。
下着までびしょ濡れ。
水が目に入って、なかなか滝が見れなかったが、
一瞬見たしぶきの中の滝の頂上はこれまで見たことのない風景だった。
その後、もう一度悪魔の喉笛に戻ると、勢いよく流れる滝の麓に突っ込んだ。
これまたすごい迫力。
滝の中から見る景色を目に焼き付ける。

悪魔の喉笛

悪魔の喉笛

計15分ほどのボート・トリップだったけど、最高に楽しかった。
5年はディズニーランドに行かなくてもいい気分。

滝の前で記念撮影

滝の前で記念撮影

それから、ビュー・スポットをめぐりながら、灯台まで戻った。
そして、今度は滝を上から眺めることのできるコースを歩いた。
その時間、たくさんの虹がかかっていて、絶景が広がっていた。

滝が広がるのを見ることができる場所

滝が広がるのを見ることができる場所。虹もきれい

列車に乗ろうと、中間の駅まで戻ると、
ちょうど最終の便がもうすぐ来るとのことだった。
列車に乗って30分、1番奥の駅で降りた。

イグアスの滝を走る列車

イグアスの滝を走る列車。駅は3つ、入り口と真ん中と悪魔の喉笛の上。料金は入場料に含まれている

川の上にある遊歩道を歩くと、悪魔の喉笛の上流にたどり着く。
上から見ても水しぶきが見え、その水しぶきに虹が映って見えた。
不思議な景色。
対岸はブラジルだ。
イグアスの滝は8割がアルゼンチン、2割がブラジルの領土になっている。
ブラジル側からは滝の全景が見え、アルゼンチン側からは滝の詳細が見えるとの評判だ。

悪魔の喉笛

悪魔の喉笛。高さ82m、幅150mのU字型で長さ700mに亘る

一通り周ったので、入り口に向かう最終の列車に乗って、戻った。
帰りのバスでは爆睡してしまった。

その日の夜のワインは、マルベックにした。
マルベックを造るのに、アルゼンチンは最適と言われている。

翌日は、観光地らしいプエルト・イグアスの街をブラブラと歩き、
フラッと入った店でビールを飲んだ。
14時45分発のブエノス・アイレス行きバスに乗車。
初めてのカマ・クラス(高級)のバスで、
のんびりとブエノス・アイレスを目指した。

泊まった宿:Hostel Iguazu Falls

【住所】Guarani Avenue number 70, Puerto Iguazu 3370, Argentina
【料金】480ペソ(トイレ・シャワー付・3〜4人部屋)、140ペソ(ドミトリー)
【設備】Wi-fi、キッチン
【評価】★★★☆☆

泊まった宿:Hosteria San Fernando

【住所】Guarani 21, Puerto Iguazú, Argentina
【料金】350ペソ(トイレ・シャワー付・3〜4人部屋)
【設備】Wi-fi
【評価】★★★☆☆

移動:イグアス移住地→プエルト・イグアス

1. イグアス移住地→シルダー・デル・エステ(7号線沿いで降りるとよい)。路線バスで1時間。41km。10,000PAG。
2. シルダー・デル・エステ内、徒歩でパラグアイのイミグレーションへ。
3. パラグアイ・イミグレーション前→プエルト・イグアス。バスで30時間。10km。30ペソ。
イグアス移住地→プエルト・イグアス

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